江津市へのUターンについて語ってみる – 振り返って感じる田舎のメリット

島根の司法書士、坂根(@sakane0958)です。
自分の場合は島根県の中でも群を抜いてど田舎の江津市にUターンして、約9年ほどになります。
田舎へのUターンについて、主観とひいきを交えて語ってみます。

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収入は減るが、勤務時間も減る

都会の方は「田舎だと給料安いんでしょ」と思われるでしょう。
確かに収入は減るケースが多いと思います。

ただ、その代わりに勤務時間も短くなります。
自分の使える時間・家族と過ごせる時間が増える。

何のために生きるのか。何のために働くのか。
仕事だけでなく、家族と過ごす時間や自分の時間も大切にしたいと思えば、田舎暮らしも悪くない選択肢だと思います。
お父さん、子供と晩ご飯一緒に食べてますか?

統計データの紹介

平均帰宅時刻(統計局ホームページ/平成23年社会生活基本調査 調査の結果 結果の概要

東京 20:28

島根 18:36

平均年収(都道府県別年収データ|年収ガイド

東京 612万円

島根 394万円

共働き率高い

収入水準が低いので、必然的に共働き率が高くなります。
島根県は全国で共働き率全国3位です(共働き率 [ 2010年第一位 山形県 ]|新・都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン])。
給与水準としては夫の給料だけでは生活していけない額かもしれませんが、共働きならそれなりになんとかなります。

待機児童は少ない

女性が働きに出るのに、子供が保育園に入れるかどうかが死活問題です。
都会では大きな社会問題になっていますが、島根県、特に江津市では11月あたりの入園希望の時期さえ逃さなければ、市内のどこかの保育園には入れます。
もちろん、人気のある園とそうでない園があったりするので第一希望の保育園に入れないことはあるかもしれませんが、入れないということは無いです。

統計データの紹介

待機児童数(保育所入所待機児童数(平成25年10月)

東京 11589人

島根 128人

クルマがある

クルマ社会なので、クルマが無いと生きていけない。
逆に、いつでもクルマで自由に動けるということ。

お酒を飲むときだけは移動に困りますが、クルマは動くプライベート空間であり、快適な移動手段の一つだと思います。
子供が小さい間などは、公共交通機関でのマナーなどは頭の痛い問題ですが、クルマでの移動ならそうそう神経質にならなくても済みます。

土地が安い

都会で一戸建てのマイホームは、結構稼ぐ人でないと難しいのではないでしょうか。
でも、田舎ならがんばればなんとかなる。土地が安いから。

親が土地持ってたら、喜んで貸してくれることもよくある。
今の時代は大学等で都会へ出て、そのまま戻ってこないパターンが多いので、帰ってくると言おうものなら、喜ばれるか「仕事はあるのか?」と心配されるかどっちかです。
でも、心配されるパターンであっても、きっと内心は嬉しいはず。

そして、そこそこの価格の中古住宅もあります。
うちは縁あって中古住宅を購入しましたが、賃貸でなく子供が少々騒いでも問題にならない自分の家というのは良いものです。

統計データの紹介

持ち家率(持ち家比率(都道府県データランキング)

東京 44.6%

島根 73.0%

一戸建て率

東京 28.4%

島根 76.0%

自然

山がある、川がある、海がある。

浅利富士

浅利富士が特別江津で有名な山というわけではありませんが、自分にとっての思い出の山です。

Ingressの秋 親子で外へ繰り出しましょう | ファミリーマネジメントジャーナル
祖母と登った思い出の山に、子供二人とハイキング登山。

山も川も、溢れんばかりの自然です。
江津には自然しかない」とよく自虐的に言われますが、自然だけは腐るほどあります。

江の川

自分の実家は江の川沿いにありました。
祖父が鮎獲りをしていて、朝早くに漁に出て、たくさん鮎を獲って帰ってきていたのを今でもよく覚えています。

祖母が鮎のうるかを作ったり、乾物にしたりしていました。
子供の自分はうるかも乾物の鮎も好きではありませんでしたが、高く売れるもののようです。

朝食に鮎の塩焼きをよく食べたし、鮎の味噌汁もよく食べました。
塩焼きは鮎の一般的な調理法だと思いますが、大人になってみて鮎の味噌汁はなかなかレアな体験だったのかな、と思っています。

私は「魚の食べ方が上手だね」と言われることが多いのですが、それは鮎で学んだと思っています。
鮎をたくさん食べる中で、魚の基本的な造りを理解した。
「だいたいこの辺に背びれがあって、内臓の周りの骨は細くて身についてくるので面倒臭い」とかそういうことを。

自分は釣りをしないのであまり興味が無いのですが、弟は鮎獲り名人を訪ねて、鮎の捕り方を教えてもらったりしていました。
大人になってからの話。
なかなか鮎の捕り方を習いたいという若者も少ないみたいで、可愛がってもらっていたようです。

海がきれい

人口が少ないので、海も汚れていません。
夏になると広島から海水浴客が押し寄せます。
特にアクアスの近くの波子海水浴場などは混み合います。

夏以外も、マリンスポーツを楽しむ人が絶えません。

活きの良い魚が手に入る

江津にも、お隣の浜田にも漁港があるので、新鮮な日本海の海の幸が安価に手に入ります。
魚好きにはたまらない環境。

魚を捌けるようになって、食の選択肢が拡がった話 | 流れるような一日を

住むところ、働くところは選べても、故郷は選べない

「子供は親を選べない」という言葉がありますが、故郷も自分で選ぶことはできません。
たまたま生まれ育ったところが故郷になるわけですが、やはり特別な場所なのではないでしょうか。

故郷は好きですか?故郷で暮らせたら幸せだと思いますか?

親が近くに居るということ

多くの場合、Uターンすると親の近くで暮らすことになるのではないでしょうか。
親、特に女親が近くに居る環境で子育てができるかどうかは、子育ての快適さ(あるいは大変さ)に大きな影響を与える要素だと思います。

我が家の場合、子供の急病などの時に妻の母や自分の母に子守を頼むことがあります。
自営業ですから、夫婦のどっちかが休んでどうにかすることもできますが、お客様との予定があったり、お互い休めない状況もあります。
夫婦以外に子供の面倒を見てくれる人間が近くに居るということは、とても安心感のあることです。

意外に暮らしやすいのかも?

主観に任せた田舎論を展開してきましたが、最後に興味深い記事を紹介します。

本当? 日本一「暮らしやすい」街は島根県松江市だとコンピュータが判定(全文表示) – コラム – Jタウンネット 島根県
”条件設定で「夫婦と子供(小中高生)」「40歳代」「郊外・農村志向」22種類ある「暮らしやすさ指標」を全て選んだ場合の結果で、島根県江津市は全国10位。”

特定の層にとっては暮らしやすい街である、という話であり、機械的に試算したランキングなのでどこまで宛になるか怪しいものではあるのですが、それを踏まえた上でも、個人的には江津市の住み心地はそう悪くないと思っています。
私にとっては故郷ですし、帰郷して9年になるので知り合いもそれなりにできました。
一応の安定した収入もあり、自分の時間も家族との時間も確保できています。
通信技術の発達により、趣味の世界で不自由を感じることもそうたくさんはありませんし、欲しいと思ったものもたいていは通販で手に入る世の中になりました。

私のように元々田舎暮らしに免疫がある人間にとっては、田舎暮らし、むしろ悪くない時代になりました。

江津市の定住窓口

参考までに、江津市の定住窓口のURLです。
江津市のUターンに興味が湧いた方はぜひ、お問い合わせください。

江津市(ごうつし) | しまねUIターン総合サイト|くらしまねっと 〜しまねで新しい生活を始めませんか?〜

編集後記

私が所属している一般社団法人江津青年会議所の事業で、都会に出ている若者にUターンを促すようなストーリー仕立ての動画を作成しました。
ここまで読んだついでに、もう4分ほどお時間いただければ嬉しいです。

上の動画はストーリー重視で作った感情型の動画ですが、別方向のアプローチとして、統計データを元に東京と島根の比較をしてみる、という動画も作ってみました。
こちらはオマケ程度ですが。

2016年1月11日追記:山陰中央新報に掲載されました!

その後、山陰中央新報に今回の動画が掲載されました。
山陰中央新報2016年12月10日記事そのおかげもあってか、2015年12月31日にはYoutubeでの再生回数も一万回を越えました。
多くの人に届くと嬉しいです。

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