JCとは何か? 4年目が自分の主観から語ってみる

入会直後にもJCとは何か?という記事を書きました。
一年一年、年を経て役職を経験するごとに、見える範囲も増えてきて、見方もだんだん変わっていくのを感じていました。

その年その年のJC観を書きたいと思いつつ、後回しにしてしまいました。
もったいない気もするのですが、その時その時で、事業だったり理事会だったり、仕事や家庭に影響を出さないようにJCをがんばろうと思うと、自分のブログは後回しにせざるを得ず、仕方のないことだった、とは割り切っています。

来年にはまた異なる見方をするようになっていると思いますが、それもまた書くとして、現時点のJC観。
なお、私の主観が多めです。ご承知おき下さい。

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閉じていた目を開く

JCの存在意義を示す「JCI Mission」というものがあります。

To Provide Debelopnent Opportunity That Empower Young People To Create Positive Change.

若者に前向きな変革の機会を与えること、それがJCのミッション。

それがどういうことなのか、体験してみるまでなかなかわかりませんでしたが、自分の変化を振り返ると、とても興味深い変化がこの4年で起きたと感じています。
一言で言えば「閉じていた目が開く体験」をいくつもしてきました。

地域経済のこと

入会して2年目に、域内生産消費活性化委員会という経済系の委員会に所属し、地域経済をテーマとして調査、発表、活動を行いました。
それまでAmazonは便利だし、田舎にいても欲しいものはだいたい手に入るもんだなぁ、と深く考えずに「便利だ」という観点から域外からの買い物を行っていましたが、それがこの地域の経済にどういう影響を及ぼすのか、学ぶ機会となりました。

特に、司法書士のような業種は、地域の事業者や消費者を相手にしている商売であり、地域のお店を使わずにAmazonや広島で買い物をするのは自分の首を絞めるようなもの。
そういった情報も、世間には溢れているものの、知らないと目に入らないもので(カラーバス効果)、この時の一年間で閉じていた目を開かせてもらった気がしています。

神楽のこと

入会して3年目、郷土愛をテーマに神楽を扱う委員会の委員長を務めさせていただきました。

江津市には石見神楽、大元神楽という伝統芸能があります。
石見神楽は子供の頃から馴染みがありましたが、大元神楽については名前を聞いたことがあるくらいで、ほぼ初心者。

ほとんど知識ゼロのところから、大元神楽が国の重要無形民俗文化財に指定されていることや、昔のままの姿を今も残している部分が重要視されていること、神がかりで有名な呪術的な側面があることなど、知らなかったことをたくさん知ることができました。

また、石見神楽についても、地元の神楽団体さんの協力を得て、演目の動画に口上や神楽歌をテロップで解説したものをYoutube上で公開する事業もさせていただきました。
これは、自分自身が知りたいという想いから企画させていただいたものですが、自分自身にとっても大変勉強になりましたし、とても思い出深い事業になりました。

動画で解説!江津の神楽! - いいね!240件 · 2人が話題にしています - 江津市内の神楽の動画に、字幕で口上や口語訳、解説を入れました。 企画・制作:一般社団法人江津青年会議所

この神楽委員会の委員長をした一年が無ければ、神楽を通じて様々な人と関わり合いになる機会も無かったと思いますし、大元神楽についても石見神楽についても、ここまで触れることもなかったと感じています。

江津にこんなにたくさん青年がいたのか

上記二つに比べると少しインパクトは落ちますが、「こんなことをしている人たちが江津にこれだけいるのか。」という想いは入会時に感じました。
関東から江津にUターンしてから江津JCに入会するまで、司法書士試験の合格に向けて事務所と家の往復をしながら7年間試験勉強に明け暮れた日々がありましたが、その間にはなかなか江津の若い人たちと触れ合う機会がありませんでした。

入会後初めての例会にて、新入会員だった自分に周りの会員の方から積極的に声を掛けていただいたと同時に人数にも圧倒されたのを今でも覚えています。
そういう人と人との出会いの場としても価値のある場だと思います。

地域のことを考えられる大人が一人でも多い方が良い。

地域経済のことにしても、神楽のことにしても、きっとJCに入会する前から情報としては自分の目や耳に入って来ていたのだろうと思います。
ただ、自分の委員会の担当するテーマとして一年間取り組んだからこそ、それらの情報に対して自分の感じ方が変わったと感じます。
同じように感じる若い人が一人でも多く増えれば、この江津ももっと良くなるに違いないと思います。

一人でも二人でも、地域のこと、江津のことに関心を持つ人間が増えれば、それだけ江津は確実により良くなるはず、と信じています。

新入会員のころ

偉そうなこと書きましたが、新入会員の当時は私にも「いつ辞めようか?」と考えていた時期がありました。
「なんなんだ、この組織は?」と憤っていた時期です。

ただ、辞めるのもなかなかエネルギーが要るもので、「辞めようと思えばいつでも辞められるんだから、もう少しだけがんばってみるか」とだましだましJC活動をしていました。

過去記事を漁っていて、↓この記事でもそういうことを書いているのを見つけました。
JCって何なんだろう?

とりあえず、自分のJC人生がどこまで続くかわかりませんが、がんばれるところまでは続けてみようと思っています。
40歳までという期限付きの話ですし、投資した分だけの見返りはある組織ではないかと。

今から考えると、組織の文化ややり方に馴染むまでのところで、自分には大きなストレスがかかっていたはず、と思います。
結婚でも転職でも何でも、大きな環境の変化にはしばらくの間ストレスがかかるものですから。

結果、「もう辞めるしかない!」という限界は超えずに軌道に乗ることができたと思います。
単年度制で終わりが見える、というシステムもありがたかったです。

上手に断る技術

JCの事業はLOM外の物も含めると毎週のように何らかの事業があり、全部に出ていたら身体が幾つあっても足りません。
その全てに出られる環境にある人は出たらいいのですが、江津だとそういう人の方が珍しい。

そうすると、断る場面も出てきます。
断る場面での考え方は、JCで学びました。

優先順位を判断する

最近読んだエッセンシャル思考でも触れられていましたが、何もかもにYesと言うことはできません。
それは、全てに責任を持たず、周りから言われるままに中途半端にすることと紙一重です。

JCでは「はいかYesかよろこんで」というフレーズがよく使われますが、それは役を受けるときには尻込みせずに受けろという趣旨で使われるもので、何でもかんでもYesと言えば良いというものではないと思います(少なくとも江津においては)。
上の人間も下の人間も、その言葉の意味を間違って「上から言われたことは何でも従わねばならない」と捉えていると痛いですね。
それに従うことができる人は、余程の恵まれた環境にあって能力もある人だけだと思います。

さて、仕事と家族とJCと、今、この場面で一番優先すべきは何か?
子供や配偶者の誕生日、結婚記念日等には、普段家に居ない分、家族を優先すべき場面もあると思います。
JC活動は、仕事と家族があった上で成り立つものです。
仕事は普段JC活動に優先させることに違和感は無いと思いますが、家族にはしわ寄せを押しつけがち。

刹那的なヒーロー的感覚に酔って、継続的なJC活動ができなくなっては本末転倒。
家族も会員もJCも不幸になってしまったら元も子も無いと思っています。
継続可能なJC活動、という視点は必要だと思います。

「タッチでもいいから顔を出す」

事業にフル参加できなくても、事業当日、どこかのタイミングで顔を出せる時に顔を出して、ほんのちょっとでも参加した形にする、これが「タッチ」と呼ばれるやり方。
よく「タッチでもいいから、来られない?」という使われ方をしています。

一見すると、無駄の極みですね。
そもそも他の用事があるから参加できないのではないのか?

とはいえ、その参加できない事情の中、仁義を通すためだけに来てくれる、このことがお互いの関係を強めるのだと思います。
その想いがわかるもの同士においては、決して無駄ではない。

「改めて欠席の断りを言う」

自分も出席すべき立場であるにも関わらず、タッチも無理な状況もあります。
そういうときには、事務的な出欠の回答とは別に、事前に電話等で欠席の非礼を詫びる。

自分の事業をないがしろにしているわけじゃないんだな、とわかってもらえればその後の付き合いに支障を残すこともありません。
その分、別の機会で借りを返せば良いです。

要は「誠意を示す」ってこと

自分が委員長として事業をしたりしてわかることでもあるのですが、人の気持ちに応える、ということなんだろうと思います。
一生懸命やってる人に対して、誠意で応える。

そんなこと、JCで学ばなくても当たり前のことと思っていましたが、自分がしたりされたりする立場を経験して、本当にわかりやすく学んでいる形です。

編集後記

最近考えていることを整理したり振り返ったりしているうちに、なんだかまとまりのない記事になってしまいました。
ともかく、入会した当時には見えなかったいろいろなものが見えるようになったと感じています。
来年はどういう風景が見えるのか。
行けるところまで行ってみます。

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JCって何なんだろう?

入会当初に書いた、当時のJC観を綴った記事です。
入会した時期にはJCは「戦友を作るためのシステムではないか」と考えていた時期もありました。
JCの3信条「友情、奉仕、修練」というのがありますが、友情の側面の考え方として、大きく間違ってはいなかったと今でも思います。

[JC]活動開始から1ヶ月が経ち、入会前からJCのイメージが変わった部分

失敗しても良い組織、という部分は今でもJCの存在意義として大事な部分である、と感じています。

[JC]家族との関わり

このときに矢口先輩からいただいたアドバイスのおかげで、私は家族からJC活動への理解をもらいながら活動を続けることができたように思います。
子供達から「どこへ行くん?」と言われて「明るい豊かな社会を作るためにがんばってくるよ」と答えて出たりしていたところ、子供にはお父さんが前向きにJC活動に取り組んでいることは伝わっていたようでした。

20170111203227

息子が宿題で書いたプリントですが、2016年、委員長として神楽のことをがんばっていたのも伝わっていたんだなぁ、と感じました。
ありがたいことです。

[タスク管理]JC例会の3分間スピーチで「江津JCにタスク管理を浸透させる」という夢を語りました。

新入会員だったころ、自分の関心事は深夜に及ぶ委員会だったり、そういった非効率を目の敵にしていました。
もっと効率的なやり方をみんなが取り入れれば、委員会も事業ももっとサクサク終わらせられるんじゃないのか?

今では、そこは問題の本質とはちょっと違うんだろうな、と思うようになりました。
このJCで学んで欲しいことは、そういうスキル的なところではなくて、もっと考え方的なもの、生き方的なものなんだろうと思います。
スキル云々と、尊敬できるJCマンかどうかは、あまり関係が無いと感じるようになりました。

JCにおいて「成長」「成長」と言われますが、それはスキルやテクニック的なものとは違うと思います。
ただ、入会する前には、「スキルやテクニックを教えてもらうんだろうなぁ、そんなの今さら習ってもねぇ」と思っていましたね。
とんだ勘違いでした。

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