島根の司法書士、坂根(@sakane0958)です。
地元の江津JCに入会して、初の例会も経験し、この1ヶ月で感じたこと、特に入会前に抱いていたイメージと変わった部分を書いてみます。
「JCより仕事が大事なのは当たり前。JCがお金をくれるわけじゃない」
入会前は、きっとJCメンバーは「JC礼賛」な思想を持っているのだろうと思っていました。
JCのために仕事をやりくりして、むしろ仕事を犠牲にしてJC活動するのが尊い、みたいなことを思っているんだろう、と。
でも、JC卒業した先輩にも「JCより仕事が大事なのは当たり前」と公言している方がいましたし、現在役員をしている方々も所属している委員会の委員長も、JCより仕事優先なのは当然、というスタンスのように感じました。
あくまでJCは自己研鑽の場、ということは徹底されていて、仕事を犠牲にしてまで活動をすることは求められていません。
私は、JCメンバーがそういうスタンスだとわかって、とても安心しました。
「JCにはデキる人間はいない」「失敗しても良い場なんだ!」
江津JCに10年以上在籍しているベテランメンバーが話して下さったことです。
そつなくきれいにやることを目指すよりも、失敗してもいいからチャレンジ精神が大事、ということだと思います。
照れや臆病は置いておいて、積極的に動いていくのが良いのでしょうね。
アンチJCな部分も持ちつつ、続けている人もいる
これもベテランメンバーの話。
長く続けているのは、必ずしもどっぷり浸かって居心地が良くなったから、というだけでもないようです。
ちなみに私はそれを聞いて逆に安心しました。
10年以上続けて役が付いている人でも、未だにそうなんだ、と。
そういう葛藤がありつつも続けられるものであるということだし、どっぷり浸かっていても葛藤はあるし、葛藤があっても良い、ということです。
新入会員の時期に「自分にJCは合っているのか?続けていけるのか?」と悩むのは、当たり前とも言えそうです。
長くやってても葛藤があるし、それを新入会員に話せる空気がある、ということは、良いことだと思います。
社会の縮図
ここからは誰かが話してくれたこではなく、私が感じたことです。
かなり限定された場ではありますが、せっかちな人が居たり、マイペースな人が居たり、ベテランの役員が居たり、新米が居たり、様々な性格・立場のメンバーが居ます。
接し方や断り方、苦手なタイプの人ともうまく渡り合っていく方法など、私のような世間知らずには勉強になる部分です。
あくまでJC内では「仲間内」なので、仕事の練習にもならないかもしれませんが、イロハのイくらいは学べると思います。
結局商売は人と人との関わり合いが基本なので、基本的な部分を抑えれば、あとは実践、経験なのかな、と。
限定された場であっても、失敗も含めて経験しておくことは、経験の数を稼ぐ上で無駄にはならないと思います。
編集後記
私がこういうJCの記事を書く意義は、一つには「今しか書けない実感」を記録として残しておきたいからであり、一つには「JCってどういう組織なのか?」をJCに興味を持ち始めた人に知ってもらうためであり、一つには「ベテランJCメンバーに新入会員が感じていること」を知ってもらうため、というようなところです。
ちなみに前回のJC記事を書いた時には、そこまでのことを考えて書いたわけでもなく、自分の思い付きを人の目に触れるところに置いてみたかった、くらいの気持ちでした。
経験してみないとわからないこと、中に入ってみないとわからないこと、というのが世の中にはあります。
JCも、確実にそういう世界の一つであろうと思います。
私は普段「単なる日記」のような記事は書かないようにしているつもりですが、JCは外からはなかなかわかりにくい世界だと思うので、経験してみて感じたことなどは情報として価値のあることではないかと思っています。
世の中の大半の人にとっては、興味の無い話だろうとは思いますが。
情報の稀少さ、それも私がJCについて語る記事を書く理由の一つです。
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JCって何なんだろう?
自分からお金を払って、やらなくても良いことを自分から抱え込む。
そういうシステムに何の意味があるのか?
私が考えた解の一つは平和に「戦友」を作るためのシステムではないか、と。
ベテランメンバーのお話の中に「たくさんの貸し借りが生まれる」という話がありました。
まさに、この貸し借りによってメンバー同士が戦友になるのではないかと思います。
お互いに助け、助けられることによって、「コイツは頼れるヤツだし、困っていたらオレが助けてやらなくちゃ」という関係になるのだと思います。
だから、JCに在籍して例会にだけ出席していても、それでは会費の無駄遣いも良いところ、なのでしょうね。
同じ会費を払うなら、コミットできるだけコミットした方が、大きなものが得られるでしょう。
これがエンドレスに続くと思うと、精神的にも保たないと思うのですが、年齢の上限が40までと決められているので、「40までならがんばってみるか」と思えるのでしょうね。
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