委任状に押印された実印と印鑑証明書の印影の比較は、司法書士なら毎日のように行う作業だが、いくつかの流派がある。
流派の中でも汎用性の高い残像照合法について説明する。
自分も昔は苦手だったが、慣れてきたのでコツを紹介したい。
残像照合法の実際
そもそも残像照合法のイメージがつかない方は、下記の柴崎智哉司法書士の動画がとてもわかりやすいので一度見てみて欲しい。
印鑑証明書と実印の印影照合のやり方・印鑑の確認方法(重ね合わせ・残影照合) | 埼玉東松山の相続・遺言 | 司法書士柴崎事務所
残影照合 印鑑証明書と実印の印影の照合方法について3分で動画解説しております。 印鑑証明書と実印を押印した委任状を重ね合わせて、高速でパタパタ動かした残像・残影で照合する方法です。 実印の文字を一文字変えたサンプルでも実 …
残像照合法のコツ
向かって奥側を押さえて下図のように手前側をめくり上げ、めくり上げた紙が視線の角度と並行になるように上下させるようにすると、小さい動きで「委任状の印影」と「印鑑証明書の印影」を行ったり来たりすることができる。
こうすれば手を大きく素早く動かさなくても済むので、意識してみて欲しい。
編集後記
下記に紹介する関連記事をリライトしていて、「そういえば残像法も苦手ではなくなったな」と思い至り、コツを書き起こしてみた。
絵心が無く、図が拙いのはご容赦いただきたい。
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一万円しない機器なので、印影照合に不安を感じる向きは購入を検討してはいかがだろうか。
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