思うところあって、育児ネタに挑戦してみたいと思います。
1.我が家の場合:保育園送り迎えは父親担当
長男4歳、長女2歳、二人とも保育園に通っています。父親である私が保育園の送り迎えをしています。
元々は長女の妊娠、出産あたりを契機に私の担当になった保育園の送り迎えですが、今ではすっかり定着してしまいました。
当初は戸惑う部分も多々ありましたが、慣れてしまえばそれほど大変なことでもありませんし、メリットもたくさんあります。
2.最初はお迎えがオススメ
自信が無いお父さんにまずオススメなのは、朝の送りより夕方のお迎えの方です。
送りの方は、保育園に着いてから朝のこまごました準備が必要だったり、子供の登園拒否の対応など、ハードルが高いと思います。自分が遅刻するリスクもかなり増えます。
その逆に、お迎えの方で気をつけることは、保育園との約束の時刻に遅れない、ということだけ。
子供も親の元に帰ることで安心していますし、下記のように父親にとってメリットの大きい家事です。
(1)満面の笑顔に会える
保育園の先生にいくら可愛がってもらっていても、2歳くらいだとやはりまだ親が恋しいようです。お迎えに行くと長女は満面の笑みで飛んできてくれます。
(ちなみに長男は「何で早く来るん!」と最近はいつも怒っています。全然早くはなくて、延長保育ギリギリの時刻なのですが、まだ保育園で遊びたい様子です。)
(2)母親の買物が楽になる
夕方の買物は母親がする家庭が多いのではないでしょうか。
でも子供を連れての買物は、子供がやんちゃな子だとなかなか大変です。
父親が保育園にお迎えに行っている間に、母親が一人で買物ができると、お互いWin-Winの家事分担だと思います。
3.朝の送りもできると高ポイント
多くの家庭では、母親が朝食を作り、父親は食べるだけ、というパターンが多いのではないでしょうか。さらに、女性はお化粧の時間が必要です。
そこへ保育園へ子供達を送るというタスクも入ると、朝は母親にとって戦闘状態でしょう。
そういうパターンであれば、父親の方が朝の時間に余裕があることが多いです。ゴミ出しがパパ担当なことが多いのも、そのせいではないかと。
朝は妻がいつもピリピリしている、と感じるお父さんは保育園送りを交替すると、とても喜ばれると思います。
もちろん、保育園と職場の位置関係や出勤の時間帯など、障害があって交替できない家庭もあろうと思いますが、「保育園送り替わってあげられないけど、大変だと思う。感謝してる」という気持ちを伝えるだけでも、何かが変わるのではないかと。
4.父親送り迎えのメリット
上述したもの以外のメリットを挙げてみます。
(1)保育園での子供の様子がわかる
親が保育園に着いた時、見て取れる状況はほんの一部でしかありませんが、一日ずっと泣いて過ごしていそうなのか、おもちゃ等に没頭してれば忘れていられそうなのか、お友達と楽しく遊んでいて充実しているのか、ある程度わかります。
子供の精神状態を把握する上で、大事な情報をたくさん得ることができます。
(2)子供と話すきっかけが増える
例えば、直前まで仲良さそうに遊んでいたお友達の名前を、子供から直接教えてもらうことができます。
子供が仲が良い友達の名前は把握しておきたいものですし、できれば顔も知っておきたいものです。
家で「今日○○君と遊んだんだよ」と名前だけで聞いてもなかなか覚えられないものですが、保育園で「ああ、この子が前からよく話に出てくる○○君か」と顔を見れば印象が強くなります。
そして、保育園の先生から聞いたり、母親から伝聞で聞いたりするより、子供と直接お友達の話ができるのは親として嬉しいものです。
(3)母親と子供のことを話すきっかけが増える
保育園の先生から言われたことを、母親にもちゃんと伝える必要があります。ケガだったり熱だったり、お友達とのトラブルだったり、保育園からは本当にいろいろな伝達事項があります。
そういった情報共有をするだけでも、必然的に夫婦の間で子供の話が増えます。
父親も保育園と母親の橋渡しをしたりしているうちに、子育てにコミットしていく姿勢が自然と出てくるような気がします。これは本当に「自然に」出てきます。
ちなみに上記(1)~(3)は、父親が保育園に行くからこそ出てくるメリットだと思います。
日本では今でも「育児は母親の担当」という無意識の条件付けがあるためか、母親は保育園から離れていても育児に対して無関心になることは少ないのではないかと思います。
逆に、父親はともすると仕事に逃げがちです。苦手意識から距離を取ってしまい、そのまま仕事に邁進する、ということが容易にできてしまいます。
保育園の送り迎えを父親がすることによって、そのあたりのバランスが良い方向へ戻っていくと思います。
(4)周りに「子育てに積極的なお父さん」と映る
これは、他の具体的効用に比べればどうでもいいような話かもしれませんが、形から入ることも大事だと私は思っています。
「イクメン」という言葉で論議が交わされる今、「育児は母親がするもの。男は黙って仕事」と、まだまだちゃんと育児を自分のこととして向き合えていない父親も多数いるのではないかと思います。
そういう時代にあって、保育園の送り迎えをする父親というのは、少なくとも保育園の先生や周りの保護者から「良いお父さん」というイメージを持たれやすいです。
周りの目が気になるから送り迎えをする、それだけが目的では本末転倒ではあります。でも、そういうことをきっかけにしてでもいいから、父親の保育園送り迎えがもっと一般的になったら、みんながWin-Winになるんじゃないかな、と思います。
そして、続けているうちに、形が身になってきて、いつのまにか育児へのコミットが深くなっていくと思います。男の人は単純なので。
ちなみにうちの保育園だとお父さんの割合は直感的には3~4割くらいでしょうか。そんなわけないか、多過ぎ?
時間帯にもよるでしょうし、お父さんの方が目に付きやすいから多く感じるのかもしれません。「どう見ても半々」という時代が早く来ると良いと思います。
4.編集後記
いろいろな家事分担の在り方があると思いますが、この記事では朝食も夕食も母親が作る、という一番良くありそうな(と私が思っている)パターンを想定して書いています。
父親が食事を作る家庭もあろうかと思いますが、ご了承ください(現に、我が家でも朝食だけは私が「準備」します。準備なのは、とても「作る」とは言えないレベルだからです)。
さて、現代の日本の社会構造では、男性が定時に帰って子供のお迎えに行けるのは、恵まれた環境にあるラッキーな人達だけかもしれません。
しかし、保育園の送り迎えは子供が小学校に上がるまでの期間限定の家事です。
もし環境が許すなら是非トライしてみて欲しいです。
5.まとめ
・父親が保育園の送り迎えをするとメリットがたくさん
・難易度が低いのは夕方のお迎え
・朝の送りもできるとポイント高し
・メリットの数々
・子供の笑顔に会える
・母親の買物が楽になる
・保育園での子供の様子を知ることができる
・子供との会話が弾む
・母親との会話が増える
・周りに「子育てに積極的なお父さん」と映る
・小学校に上がるまでの期間限定家事。できるならやっとけ。
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