1.時間を注がないことには始まらない
私は、どんなに頭が良い人でも、ある程度の勉強時間が無くては成果が身に付かないと思っています。
数式にすると下記のようなイメージです。
勉強時間×効率=勉強の成果
そして、勉強の成果を最大化する際にまず検討すべきなのは、勉強時間の最大化だと思います。
(1)時間をある程度かけないと効率化すべきポイントも見えてこない
最初から最大効率で勉強ができれば良いのですが、勉強を始めてしばらくの間は、勉強方法にせよ、自分の弱点にせよ、なかなか見えてきません。
最初は効率が悪いのを我慢しながら、我慢して勉強を進める時期がどうしても必要だと思います。
(2)時間は計量が容易
効率や集中力といった要素は数値化が難しいですが、時間は簡単に計量できます。
問題数は計量が容易ですが、粒度のばらつきがあり得ます。
時間は粒度のばらつきが無く、取り扱いが容易です。
(3)時間は効率よりはコントロールが容易
時間は、コントロールも比較的容易です。
勉強以外にも悩み事があったりすると、いくら頭で集中しようと思ってもなかなか集中できないことがあります。
自分で決めた長さだけ勉強に取り組むのは、集中力のコントロールに比較すれば達成が容易だと思います。
2.注ぐ時間を増やしていくための戦略
(1)まず勉強する時間枠を確保して習慣化する
毎日勉強する時間を決めて習慣化すると、勉強が苦にならなくなる、と私は感じています。
受験勉強でも「決まった時間に机につくことをまず習慣にせよ」と言われますが、セオリーだと思います。
勉強時間を増やしたい時にも、ゼロから増やすより、枠を少しずつ拡張してやるとラクに増やしていけます。
(2)私の具体例
a.2012年10月~12月
早朝25分、昼休み25分をノルマとして最初に習慣化を心懸けました。
慣れるまではなかなか負担感が強かったように記憶しています。
b.2013年1月~4月
土日の片方を勉強に使いたい、と妻に話をつけました。答練(模試みたいなものです)に一日費やすパターンが続いたので、この分だけ一気に増えました。
また早朝、昼休みの勉強時間も5分、10分ほど拡張することを目標にしました。
c.2013年5月~
直前期に入るので時間を確保しつつ仕事にもできるだけ影響が出ないように、火曜日と木曜日の午後を半休取れるよう、職場と交渉しました(身内なので、すんなり通りました)。
また、早朝25分→50分→90分と目標を増やし、昼休みも25分→40分と目標を増やしました。
現状、早朝と昼休みの増やした目標については達成できていないことも多いですが、従前よりは増、といったところです。
このようにして達成した時間記録を載せておきます。
(studyplusのスクリーンショットです)
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