はまさんの結婚観の記事(24歳で年上の彼女と結婚した俺も結婚観をまとめてみたよ(はまラボ))を読んで、私も結婚観について語りたくなりました。
結果としてお見合い結婚のススメの記事になってしまいましたが、私の結婚観とお見合いは分かちがたく結びついているので間違ってはいないと思います。
さて、私と妻はお見合いで結婚しました。そろそろ6年目になろうかというところです。
夫婦仲は良い方だと思います(妻の方が家事負担等大きいと思っているので、たまに本人に照会していますが、幸せを感じてくれているようです)。
世間ではお見合い結婚に対してあまり肯定的でない見方が多いような気がするので(特に自分の結婚を考えている独身世代から)、こういう事例、見方もあるよ、というご提案をしてみようかな、と思いました。
1.お見合い結婚の定義
Wikipedia「見合い」によると、
見合い(みあい)とは、結婚を希望する男性と女性が、第三者の仲介によって対面することである。
と定義されています。
クラシカルなお見合いだけでなく、友達や家族等の紹介もお見合いに含める広めの定義だと思いますが、私にはしっくりくるので、この定義で話を進めます。
2.お見合いのメリット
(1)出会いは多いに越したことはない
結婚を意識するのであれば、異性との出会いが無いことには始まりません。
自分で相手を見つけられる人であっても、結婚を考えているのであれば、誰かが紹介してくれる出会いを大切にすべきだと思います。
(2)自分をよく知ってくれている人からの紹介は効率が良い
後述のとおり、私は弟の提案で妻との見合いに至りました。仲人となる人が自分をよく知っている場合、紹介してくれる相手と自分の相性が良い確率は高いと思います。
私が大学生時代に紹介した友人同士が結婚した例もあり、自分をよく知る人の紹介は相性の良い人、釣合いの取れている相手が紹介してもらえる確率が高いでしょう。
(3)奥手同士だと巡り会うチャンスが無い
世の中、自分でパートナーを探せる人もいますが、私のようになかなか自分ではパートナーを見つけられない(一言で言えばモテない)人もたくさんいます。
しかし、モテない人が必ずしも結婚後のパートナーとして不適切というわけではありません。真面目な人も多いでしょうし、遊び方を知らない分、浮気等の心配も少ないかもしれません。
そういう少なくない数の良質のパートナー候補がそもそも土俵に上がれないというのは、社会経済的にも損失であると思います。
また、奥手同士だと価値観や生活のペースが合うことも多いと思います。
3.私のケース
妻との出会いまでの結婚観
・私の両親が見合い結婚
・夫婦喧嘩もしょっちゅうだが、基本的には仲が良い
・自分もお見合い結婚は悪いものでは無いと思っていた
・結婚は早くにしたかった
弟からの提案でお見合いすることに
・弟の紹介で初めてのお見合い
・相手は自分より年上
・真面目そう、信頼できそう
・話が続かなくてもそれほど気まずくなかった
とんとん拍子に話は進み
・12月末に初対面、1月頭には結婚本決まり
・3月に退職、帰郷、4月に結婚
4.私の考えるお見合い戦略(後づけ)
私がお見合いをする前に意識していたことではなく、今回の記事を書きながら考えたお見合い戦略です。
お見合いは妻との一回しか経験していないので、経験論ではなく机上の空論的な要素が強いです。参考程度に納得できる部分だけご活用下さい。
(1)仲人の最初の候補がベストな候補
お見合いにおいては、自分がお見合いを何回も経験し、お見合いというものに慣れてしまうまでの時期こそ、慎重によく相手を知ろうと心懸け、早くに決めてしまう姿勢を持つべきであると考えます。
というのも、「もっといい人がいるかも」という期待に迷うのはわからないでもないですが、一人の仲人から紹介してもらえるお見合い候補は「最初の人がベストな候補」だからです。
なぜなら、真にあなたに「結婚して欲しい」と思っている仲人なら、お互いにとってベストと思う組み合わせを最初に試してみるはずだからです。
あなたが仲人の立場でも、最初に最良の組み合わせを試すでしょう?2番目、3番目の組み合わせを先に試すメリットがありますか?
仲人があなたのことをよく知っている人物であるならば、なおさらいい人と結婚して欲しいと思っているでしょうし、ぱっと見では魅力がわかりにくくてもその人があなたにとってのいい人であると思って紹介してくれているのです。
(2)自分が感じた第一印象は大事にしよう
だからこそ、第一印象が「絶対無理」でなければ、仲人の意向を推測してみてじっくり相手を知ろうとしてみるのは悪くない戦略だと思います。
ちなみに私は第一印象にはそれなりの意味があると思っています。
結婚してからも改善が無理そうな第一印象(例:信用できない)を感じたのであれば、止めた方が良いかもしれません。
(3)誰かに決めなければ結婚はできない
理想のパートナーと巡り会うことを夢見ると、もっといい人がいるかもしれない、まだ巡り会っていないだけかも、と思ってしまいますよね。
しかし、受験や就職のように外部の締切りが存在しない「結婚」においては、自分で決めるまではいつまでも迷い続けることもできてしまいます。
私は結婚には「最後は自己責任」という覚悟の一方で、開き直りも必要だと思っています。
信頼し合えそうな人と巡り会えたら、「もっといい人もいるのかもしれないけど、これがご縁」と思って決めてみるのも一つの考え方かな、と思います。
5.最後に
私はお見合いも出会いの一形態だと思います。受け止め方の問題であり、使いようではないかと。
そして、どういう出会いから誰と結婚したところで、夫婦としての関係を築いていくのは大変なことであり、長い人生の間で修羅場の一つや二つあるのが普通だと思います。
そういう時に「自分の責任で選んだことだ」と思って向き合うか、パートナーのせいにしたり、紹介してくれた人や背中を押してくれた人のせいにしたりして責任転嫁するか。
きっとお見合いでも自然恋愛でも、最終的には同じところに行き着くんじゃないでしょうか。
だからお見合いをもっと前向きにとらえて、活用してもらいたい、というのがこの記事に込めた思いです。
6.まとめ
1.お見合い結婚の定義
”見合い(みあい)とは、結婚を希望する男性と女性が、第三者の仲介によって対面することである。”
2.お見合いのメリット
(1)出会いは多いに越したことはない
(2)自分をよく知ってくれている人からの紹介は効率が良い
(3)奥手同士だと巡り会うチャンスが無い
3.私のケース
妻との出会いまでの結婚観
お見合い結婚に抵抗は無く、結婚はできるだけ早くしたかった
弟からの提案でお見合いすることに
第一印象は問題無し
とんとん拍子に話は進み
12月末に初対面、4月に結婚
4.私の考えるお見合い戦略(後づけ)
(1)仲人が紹介する最初の候補がベストな候補
(2)自分が感じた第一印象は大事にしよう
(3)誰かに決めなければ結婚はできない
5.最後に
お見合いは出会いの一形態にすぎない
自然恋愛でもお見合い結婚でも大変なところは同じ
偏見無くお見合いを活用してもらいたい
↓お見合い、恋愛結婚について、日本以外の文化との比較や、日本の結婚観の移り変わり等が学べて面白い本でした。
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