島根の司法書士、坂根(@sakane0958)です。
ブログにまとまった時間を割けず、ほとんど更新できずにいますが、本はちょこちょこ読んでいます。
正確には聞いています。
Kindle本をiPhoneの機能で読み上げさせて、耳で聴いています。
耳で聴く場合、クルマの運転中だったり、ちょっとした家事をしながらだったり、死に時間を使ってインプットに使うことができます。
昨今、新刊の多くでKindle版も提供されているので、様々なジャンルの本に手を出すことができて、本当にありがたい。
特定の分野を極めるというよりは、好奇心の赴くままに、様々なジャンルの本を読むのが楽しい。
様々なジャンルとはいえ、興味の範囲が偏っているので、こうして振り返ると偏ってはいるわけですが。
人生の幸福について
人生の究極的な目的は、幸せになることなんじゃないかと個人的には思っています。
そして、幸せを感じることには、技術的な側面があると思っています。
完全に環境に左右されるわけではないし、完全に主体的なものでもない。
コツを掴めば、同じ環境で多くの幸福を感じられるなら、そのように過ごした方が人生楽しいに違いないと思っています。
子供達にも自身の幸せを追究して欲しいので、僕も自分自身の幸せの追求を止めない姿を子供達に見せ続けたいな、と思う。
「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室 (中経出版)
いろいろ読みあさっている中でも、読みやすくまとまっていたのがこの本。
・経済的に豊かになればなるほど幸せを感じられるわけではなく頭打ちになる
・自分のためにお金を使うよりも他人のために使う方が幸福感を感じる
・日本人は、経済的な豊かさの割に感じている幸福感が少ない人が多い
・人間関係と幸福感の関係
というようなトピックをサクサク読んで学べました。
本当に読みやすいので、このジャンルの入門書としてオススメ。
ただ、図や写真のページが多いのでKindle読み上げだとしょっちゅう止まるのが難点。
NHK白熱教室もこの本も、確か「ポジティブ心理学」で検索したらヒットした本。
この本は、表紙は地味でしたがGOODな本でした。
この本からは、たくさんヒントをもらえた気がします。
続けて3回くらい読み返しました。
「幸せについて知っておきたい5つのこと」の方は、外国人の教授が講師ですが、「実践・幸福学入門」の方は著者が日本人です。
内容も日本人の幸福観に特化していて、まさに実践的。
4つの因子が重要という研究成果が展開されています。
私のアレンジが加わってますが、私の理解では4つの因子はこういう4つ。
・自己への自信、成長
・つながり、感謝
・前向き、楽観的
・マイペース、他人と比較しない
確かに、日本人が幸福を感じるために重要な要素ばかりだと思います。
ちなみにこの本は、文章メインなのでそれほど頻繁に止まらず、Kindle読み上げ向きの本です。
「おバカ大国」オーストラリア だけど幸福度世界1位! 日本20位! (中公新書ラクレ)
オーストラリア人は楽観的、という話だったと思う。
それで社会が回るなら、そういう感じで緩く生きたい。
それはそれで、度胸なんかも必要なんだろうな、とも思う。
幸福の「資本」論――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」
あまり期待せずに読んだけれども、意外に発見の多い本だった、という印象。
面白い切り口。
睡眠について
現代人が睡眠にを軽視していることについての問題提起がたくさん。
睡眠を大事にしなければ、と思わせてくれる。
でも、実践的なのは↓のスタンフォード式 最高の睡眠の方かな。
日本人の睡眠研究者が書いた本。
理想論をかざすだけでなく、それを踏まえた上で現代のビジネスマンがどう睡眠と付き合っていくかの実践的なヒントも提示されている。
最初の90分の質を高めることがポイントらしい。
夫婦仲、男女の違いについて
女の機嫌の直し方(インターナショナル新書) (集英社インターナショナル)
タイトルだけ見て、ホストみたいな人が書いた本かと思っていたが、人工知能を専門にする女性研究者が書いた本だった。
何度も繰り返し聴いたし、たくさんハイライトもした。
面白くてためになる本。
もっと、夫婦は恋できる パートナーにときめき、夫婦仲が輝く寝室改善メソッド (スマートブックス)
どちらも長らくウィッシュリストに入ったままになっていた本。
Kindle読み上げだと、そんなに気合いを入れなくても読めるので、こういう「ちょっと気になって、余裕があれば読みたい本」にも気軽に手を出せるのが良い。
マネージメント、褒め方について
基本的に、自分一人で仕事をするのが性に合っている人間なので、部下をモチベートするとか、誉めるとか、そういうことが苦手です。
とはいえ、苦手で済ませられるほど一人で何でもできるわけでもないですし、気持ち良く仕事ができた方がお互い幸せだよね、とは思っています。
マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力
本の内容そのものは、説得力がある内容でした。
ただ、この本の一番大事な単語「progress」を「進捗」と訳しているのがとっても違和感があって、随所でひっかかる。
間違ってはいないのかもしれないけど、もう少ししっくりくる訳はなかったのかなぁ、と。
小説
小説をiPhoneの無機質な読み上げで楽しむのもどうかと思う自分もいるのですが、意外に大丈夫です。
慣れると大して気にならず、楽しめます。
英語の授業か何かで、この日の名残りが教材でした。
ノーベル文学賞で話題になって、読み返してみたくなった。
日本語で読んでから、英語版も読んでみようかと思っていたけれども、日本語版でお腹いっぱいになりました。
かなり前に、村上春樹の新作を紙の本で買って、そのまま積ん読していて、そのうち母に貸したりしているうちにどこにいったかわからなくなったなぁ、と思ってKindle版を見て買った。
聞き始めてみたら「あ、これ読んだことあるわ」と思い出したものの、オチを思い出せなかったし、面白かったのでそのまま聞き進めることに。
聞き始めるまで、短編集とは知らなかった。
その他
話題の本だったり、Amazonからのオススメだったり、誰かからの紹介だったり、というような経緯で読んだ本達。
あと、分類するのが面倒だったものもここに含めました。
人前で話す機会が増えるので、セオリーくらいは押さえておきたいと思って読み始めた本。
考え方というか、スピーチに臨む心構えから学ぶことができて、満足の一冊。
似たような本の中から、著者のネームバリューに惹かれて選んだが、当たりだった。
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略
ワーク・シフト ─孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>
ライフ・シフトから読んだが、順番としてはワーク・シフトから読むべきだったかな、とワークシフトを読みながら感じたのを覚えている。
人生が100年になるであろうことは「そうなるんだろうな」と思えた。説得力があった。
自分の人生についても、司法書士の仕事で残りの半生、安穏と生きていけるとは思わない方が良さそうだ。
GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 三笠書房 電子書籍
前々から気になっていたが、人から改めて勧められて、読む機会を得た本。
そういうタイミングが廻ってきた時に、サクッと読めるのはありがたい。
人に勧められて、なにはともあれ読んでみた、という本だったが、意外に良かった。
短い時間での紹介では、なかなか人から勧められた本を読んでみるようなモチベーションに至らないことも多いんだけど、そういう本を手に取る機会が増えるという側面からも、Kindleと読み上げは善であると思う。
LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲
プライマリー・バランス亡国論 日本を滅ぼす「国の借金」を巡るウソ (扶桑社BOOKS)
日本が世界をリードする! 第4次産業革命 これから始まる仕事・社会・経済の大激変
ぼくらは地方で幸せを見つける ソトコト流ローカル再生論 (ポプラ新書)
最後に
読書というと、腰を落ち着けてまとまった時間をとってするもの、という刷り込みがありますが、最近はそういう読書の時間はほとんど取れていません。
しかし、そんな日常の中にあって、細切れの時間で本を読み進められるのは本当に楽しい。
もっといろんな本がKindleで読めるようになったらいいのに、と切に思います。
個人的には、なかなか読み進めにくい本こそ、Kindle読み上げには向いていると思っています。
フロー体験 喜びの現象学とか、Kindle化されて欲しい。
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[読書]kindle本のiPhone読み上げとFebeの比較
Kindle読み上げの紹介記事。
本当にありがたい時代になったものだと思います。
Kindle読み上げの最中は他の操作ができなくなるので不便なのですが、読み上げ専用機があると快適です。
スマホを買い換えて古いスマホが余っている人は、それをKindle読み上げ専用機にすると、快適に本が読めるようになって幸せになれます。
Bluetoothイヤフォンと組み合わせるとさらに便利。
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