1.本来の用途はゲームだが、事務効率化にも威力大
それまで世の中にそんな道具が存在することさえ知りませんでしたが、私は下記の記事を読んですぐに「これ、いいかも」と思いました。
TaskChute2を左手だけで操作する方法、レアな事例 – このまま一生β版
元々はTaskChute関連の情報として目に留まりました。
作業の効率化を突き詰めたら机からマウスが無くなった – このまま一生β版
「Belkinの左手入力ツール」と紹介されています。上記記事よりも、ツールの紹介が詳しい。
このツール、各ボタンに自分でショートカットキーを登録でき、さらにマクロも登録できる様子。
使いこなせれば、事務効率化に絶大な効果を発揮しそうなツールだと思いました。
調べてみると、一般的にはゲーミングキーパッドと呼ばれており、moyoriさんの使っているのとほぼ同様の後継機があることがわかりました。
少々高かったので(当時6,342円)、しばらく悩んだのですが、やはり便利そうだと思ったので結局買うことに。
そうして使い始めて半年以上経つので、紹介する記事を書いてみます。
ちなみに、WindowsだけでなくMacでも動くようです。
2.導入のメリット
(1)キーボードショートカットの割り当てに頭を悩ませずに済む
キーによって使いやすさは異なります。システムやアプリケーションが割り当てているキーが使いにくい場合、変更を検討すると思いますが、既存のキーと被らないようにするのはなかなか悩ましいものです。
システムやアプリケーションが割り当てているショートカットと被らないためには、それらを知っていなければなりませんし、思ってもいないところで被っていたりして、試行錯誤がつきものです。
また、「マウスを使いながら、左手だけで発動できるショートカットにしたい」などと考え始めると、キーの選択肢も狭くなり、頭が痛くなりそうです。
そういったことに頭を悩ませること無く、元々のキーの設定も変えずに、ゲーミングキーパッドでは自分が決めた場所に配置することができます。
(2)1キーだけで発動する
CtrlやAlt等の同時押しをしなくて済むので、1キーだけでショートカットを発動させることができます。
頻繁に使うショートカットであればあるほど、その効果は大きいと感じるでしょう。
(3)ホームポジションが増える感覚
ホームポジションで押せるキーというのはある種、一等地なわけです。覚えやすく、押しやすい。
その一等地を増やせるのは有り難いことです。
(4)マウスやテンキーと同時に使えるショートカットが増える
左手だけでショートカットキーを発動できるということは、それらのショートカットキーと同時にマウスも使えるし、カーソルキーもテンキーも使えるということです。
また、ゲーミングキーパッドにカーソルキーを割り当てれば、カーソルキーが右手だけでなく左手でも操作できることになります。(左手カーソルキーについては後述します)
3.リスク・デメリット
(1)それなりのお値段がする
平成25年7月31日(水)現在Amazonで6,181円。
使いこなせないかもしれないがとりあえず買ってみようか、とは思えない価格ですね。
少々、覚悟が必要です。
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(2)場所を取る
私の場合、右側にマウスとテンキー、左側にゲーミングキーパッドという配置です。
狭い机だと、厳しいものがあるかもしれません。
(3)慣れるまで時間がかかる
慣れるまでは、よちよち歩きな感じです。普通にキーボードのホームポジションからショートカットを押す方が早い。
務めてゲーミングキーパッドの方を使うように心懸けて、少しずつ使えるようになっていきました。
今では、人差し指、中指で押す右上角の3キーと親指で押す丸ボタンは普通に使えます。
現在練習中なのは、薬指を中心に配置したカーソルキーの操作です。
カーソルキーが左手でも自在に操作できれば、Excel等で右手でテンキー操作しながらセルの移動ができるようになると思うので、作業がスピードアップするのではないかな、と。
「これは右脳のトレーニングも兼ねているのだ」と思うようにして、のんびり取り組んでいます。
次回、私の設定例やマクロ登録でつまづいた点などを紹介する「実践編」の記事を書くつもりです。
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