1.こんな症状の方に
前回のPhraseExpressの記事の最後の方に、未解決の問題がまだある、と書きましたがその一部が解決しましたのでご紹介します。
下記のような症状に効果があると思います。
(1)発動はするが、改行を含むフレーズが1行目しか出力されない(2)改行を二つ入れないと改行されない ←勘違いでした。(3)発動後、最後の方が未確定状態 ←勘違いでした。
私の環境ではずっと上記の症状が出ていたために、PhraseExpressを単語の省略や、ブログのタグくらいにしか活用できず、歯痒い思いをしていました。
あなたのお役にも立てるとうれしいです。
(注)2012年11月2日現在、IMEオフの状態で動くようになった、という状態です。IMEオンだとやはりまだ変でした。
後日、状況がきちんと整理できたら、記事を更新したいと思います。
2.途中経過
どうもうちのPhraseExpressはおかしいんじゃないだろうか、と思っていました。
というのも、はまさんのサンプル、はやしさんのサンプルがうまく動かないのです。
webで調査してみるのですが、PhraseExpressの日本語の情報は少なく、解決策に当たりません。
そんな中、気になる記事もありました。
PhraseExpress、数歩前進。変換キーを押さずに挿入&数行にわたる文字列挿入の設定方法。(単純作業に心を込めて)
うちのPhraseExpressもこの症状がありました。改行1つでは改行にならないのです。
しかも、改行を全て2つにすればいいかというと、PhraseExpressがふてくされてしまうのか、1行目だけしか出力されなくなったりしました。
この後、いろいろphraseの条件を変えて試行錯誤するものの、法則性が見えてくることはありませんでした。
3.答えはやはりマニュアルの中にあった
英語なので躊躇していた本家のマニュアルを渋々ダメ元で見ていくと、それっぽい項目がありました。
Is text incorrectly or incompletely inserted?(PhraseExpressマニュアル)
「あなたのパソコンが遅いのかも。Paste Delaysを増やしてみたら?」というようなことが書いてあります。
私のパソコンが特段遅いとも思えませんでしたが、ダメ元で試してみます。
ちなみに設定項目の場所は、下記のとおりです。
Settings→Tools→Settings→Expert Options→Delays→Key-by-Key pasting speed
Key-by-Key pasting speedのスライドバーを真ん中あたりまで動かしてみて、はまさんのサンプルを「どうせダメだろう」と思いながら実行すると、結構ゆっくりではありましたが、ちゃんと想定どおりの文字列を打ち込んでいくではありませんか。
私のPhraseExpressに光が差した瞬間です。
同様にはやしさんのサンプルも実行しますが、問題ありません。
この時の感動は筆舌に尽くしがたく、つい業務時間中にツイートしてしまうほどでした。
4.Delaysは少し余裕を持たせる方がが良さそう
打ち込まれるスピードは速いに越したことはありません。
調子に乗った私は「Delaysがデフォルトでは0になっていたからいけないんだろう、0でさえなければ1でも動くに違いない」と思って100くらいだったのを一気に1にしてみました。
しかし、1ではダメ。5でもダメ。
10あたりからまともに動くようになりましたが、少し余裕をみて15にしてみました。
このあたりの塩加減はおそらく個別の環境によって違うと思います。
実際、私の仕事場のパソコンと自宅のパソコンでも異なりました。
まともに動くことが確認できる数値+αくらいにしておいた方が、安心して使えるのではないかと思っています。
[この記事の執筆にかかった時間 43分]
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