平成30年6月22日(金)行われたPositiveChange委員会の事業の中で、メンバーとワークショップを行いました。
各自、「ワクワクすること」を付箋に書き出していき、それを元に語ったりコメントしたりしながら深掘りしていく、という企画。
僕が書いた付箋はこういう感じでした。
- 効率化
- 本を読むこと(好奇心)
- 情報の整理
- Excel
- 流れを滑らかにすること
- 第2領域
- ブログ
- 人から頼られること
- お酒を飲むこと
本を読むこと(好奇心)
何にワクワクするか?と聞かれて、今最初に思い浮かぶのが「読書」。
スマホを使ってKINDLE本を耳で聴くのだけれど、この手法で「ちょっとでも気になった本」を読めるのが、今、本当に楽しい。
例えば、今読んでいるのは「反脆弱性―不確実な世界を生き延びる唯一の考え方」という本。ブラックスワンの著者が次に書いた本です。
本当は先にブラックスワンを読みたいところなのだけれど、ブラックスワンはKINDLE化されていないので、気軽に手にとって読もうという気になれないのです(KINDLE本だと移動中に耳で聞ける)。
それで仕方なく「反脆弱性」の方を読む。
本を読み進めていて、「反脆弱性」という概念がちょっと直感的でなく、少々難しい印象があるのですが、それでも読書が進んでいくのもKINDLE読み上げ読書の良いところでもある。
目で読む読書だと、ひっかかるところがあると、それをさておいて先に進み辛いのだけれど、KINDLE読み上げ読書だと悩む間もなく本が先に進んでいくので「まずは一回通して聴いてみてから考えようか」という気持ちになる。
実は、「わからなくてもどんどん先に進む」というのは、いちいち初見で立ち止まるよりも効率が良いと言われています。
実際の経験としても、全体を一度通して聴いてみるとわからなかった部分も何となくわかるようになったりする。それが自然とできるのもKINDLE読み上げ読書のメリットですね。
耳で聴く以外の手法で読んでいたら、この「反脆弱性―不確実な世界を生き延びる唯一の考え方」を読み終わるまでに1,2ヶ月を要していたと思うし、読書体験もかなり苦労を伴うものになっていたと思う。
実際、「フロー体験入門」はとても読みたい気持ちが強い本なのだけれど、KINDLE版は無くて、読み終えるまでものすごく時間がかかった。
また、本によっては買った時に期待していたような内容ではないこともある。
でも、KINDLE読み上げ読書だと、聞き流して終わりで、「ハズレだったな」というくらいのダメージで済む。
KINDLE読み上げ読書のおかげで、様々な本が片手間に読めるようになって、本当に恵まれた時代に生まれたことに感謝する。
読書が負担少なく読めることで、ちょっとタイトルを聞いたことがあるくらいのベストセラーも、ベストセラーなら読んでみようか、と思える。
あと、最近は結構な割合でKINDLE化されるのも、ありがたい。
僕がオーディオブック市場に本格的に踏み込めないのも、この「読みたい本がその書棚にあるか?」という根本的なところによる部分が大きい。
効率化、流れを滑らかにすること、第二領域
この3つは多分、同じくくりの項目。
毎日行う手作業だと1分かかっていた作業を、自動化するツールを作って、ダブルクリックで1秒で終わるようにする、そういうことに喜びを感じる。
レジに行列ができていたら、支払いをもたつかずにスムーズに済ませて、行列がちょっとでも早く前に進むといいな、と思う。
作業以外、人と人との在り方なんかも、あるべき形にスムーズに馴染んでいって欲しいと思う。
例えば、どこかの委員会に所属すると、周りの委員会のことはさておいて、自分の委員会のことに目がいきがちになるけれども、それぞれの委員会が他の委員会にも敬意を払い、お互いがお互いの事業にしっかり参加し合う、協力し合う風土を作る、そういうことにも強い興味がある。
個々の委員会が自分達だけでウンウンがんばるよりも、お互いがお互いにリスペクトをもって切磋琢磨できた方が、大きな相乗効果が生じる。
人が一人でできることは少ない、委員会単独でできることもたかがしれている。
せっかくこの年にこの委員会に所属して、LOM全体を巻き込んで何かやれるチャンスを、大きい視野を持って活用し倒して欲しいと思う。
特に委員長さん同士の横の繋がり、それは一生の財産になり得るものだし、委員会同士が互いに頼り頼られ合う関係を作っていけるかどうかは委員長にそういう想いがあるかどうかによるところが大きい。
作業にせよ、人と人との関係性にせよ、いろんなものが滑らかにしなやかに力強く流れていくといいな、と思っています。
情報の整理
何かを記憶しないといけない、というのが好きではありません。
歴史科目は鬼門でした。
記憶しなくて良いものは、外に出しておきたい気持ちが強いです。
自分の記憶を信用していません。
いろんなものをEVERNOTEという「第二の脳」に記録しておきたいのも、そういう気持ちの表れでしょうね。
「記憶するための努力」に対して「面倒だ」という意識があるので、整理して法則性を見出し、少しでも記憶にひっかかりやすくしたい想いがあります。
Excelで表を作ってメリット・デメリットを整理したり、EVERNOTEで関連のある項目を紐付けたり、そういうことを、義務や面倒ではなく、どっちかというと衝動としてついやってしまう、というレベルで行います。
ブログ
上記の「情報の整理」の結果だったり、「効率化、流れを滑らかにすること」だったりを、外に出したい欲求もあります。
誰でも見えるところに置いておいたら、もしかしたら必要としている誰かの役に立つことがあるかもしれない。
同好の士との繋がりのきっかけにもなったりするし、承認欲求が満たされるときもあります。
思っていることを吐きだしてみても、案外誰も僕の書いたことなんて読んでいないし、大したことでもない。
考えてることを思ったように外に出したらいいじゃないか、という確認を得る場所でもあります。
これまでも、このブログで人が見たらおかしなことを書いてたことはあると思うんです。
でも、それで実生活に何か困ったことが起きたことは無い。
のびのび書けばいいじゃないか、思ったことをのびのび話せばいいじゃないか。
もう少し自由に生きてみてもいいんじゃないか。
人から頼られること
僕が挙げたワクワクのツボは、一人で完結すること、自分の中から湧き上がる欲求みたいな部分が多いのですが、この「人から頼られること」だけは珍しく他者が絡む項目でした。
これの典型的なシーンとして思い浮かぶのは、総務委員会・情報委員会の担当理事をしていた年のアジェンダ作業。
メールで届いた議案を限定公開のサイトにアップロードして、会議参加者が見られるようにする作業ですね。
普段の仕事でパソコンの前にいる時間も長いですし、先に挙げたように効率化が大好きなので、パソコン作業のスピードについては自信がある方です。
そういう得意分野で自分の力を発揮するのは、楽しいですよね。
他のメンバーでは間に合わないかもしれないけれど、自分だったら間に合わせられる、そういう局面で間に合わせることができる、もしくは遅れを最小限に留めて公開することができれば、メンバーが議案に目を通せる時間が増える。
それは表舞台で目立ちはしないですが、確実に円滑な会議運営に貢献する役割です。そこに充実感を感じます。
その一方、「自分がやってしまうことで、本来それをやるべき人間の挑戦の機会を奪っているのでは?」という懸念もよぎったりしますが、それを差し置いてもやっちゃうことがあるくらい、この「力を発揮する場」というのは魅惑的なものですね。
ちなみに、理事長をやってみようと思ったのは、人から頼られることの枠というよりは、好奇心の枠によるものが大きいです。僕の場合は。
今、この年にしかできない挑戦、チャンスがあるなら掴まないと。
卒業したら時間もお金も今より楽になると思うけど、その時にはもう挑戦できない。
ワークショップメンバーが挙げた項目と比較して
自分の項目の説明はそれくらいにして、周りのメンバーが挙げた項目との比較に視点を移してみると、グループのメンバーの中では、
- 新しい場所を旅行すること
- バイク、クルマ
等、いくつか同じ項目が挙がっていましたが、僕の挙げた項目はほとんど被りませんでした。「人から頼られること」について、似た項目があったくらい。
他のメンバーのツボの中に、あまり僕のゲージが振れないものがあったのと同様(スポーツ、未踏の地を車で運転すること等)、僕のツボは他のメンバーにとってはかなり「変わっている」と映ったに違いないと思いました。でも、それでいいと思います。みんな違ってみんないい。
そして、多種多様なメンバーがいることが組織にとって大事。僕もあなたも、その多様性の一部。
また、人ごとに項目を俯瞰して見ると、僕が挙げた項目たちは画家のメンバーが挙げていた項目と似た傾向がありました。
一人で完結する項目が多い。
集中、フロー、内から湧き上がる欲求・衝動、そういう傾向。
画家のメンバーも、自分の求める芸術に貪欲な人ですが、僕も自分の欲張りで貪欲な一面を感じます。
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