JCって何だろう(卒業版)

入会して直後一ヶ月経過後4年目と折りに触れて「JCって何?」という記事を書いていました。6年を経て卒業するので、改めて自分にとってのJCとはどういうものだったのか、整理してみたいと思います。

LOMによって人によって全然違う経験をする

5年目、6年目に様々なLOMの方々と接する機会がたくさんあり、「JCとは何か?」という問いの答は、LOMによって全然違う、と思うに至りました。また、人によってもJC経験が全然違うだろうと思う。
僕が所属した江津JCは全国的にも変わっていると思うし、自分自身のJC経験も全然一般的な方ではない気がする。それをお断りした上で、自分には江津JCで自分が経験したことでしか語れないので、異論はあるものとして書く。

組織として新陳代謝が毎年起こる

40歳でメンバーが卒業するので、「偉い人」が毎年抜けていく。これはとても面白い仕組みだと思う。そして40歳という年齢設定も絶妙。

江津青年会議所は一般社団法人なのでそれをベースに話をすると、一般社団法人の最高意思決定機関は「社員総会」。40歳までの現役メンバーの想いだけで法人の行く末を決めていくことができる。時代は少しずつ流れ変わっていくので、新しい世代の人間達が自分達が正しいと信じることを実地で動かしていくことができる。

僕は2019年12月31日で江津JCを卒業したら、口を出さずに見守る先輩になろうと思う。

多様性の中で揉まれる経験

多様性については、江津は最先端だと思う。サラリーマン会員が6割を超えているLOMは珍しいはず。女性会員の割合も日本有数と認識しています。

江津JC×夫婦会員 | 一般社団法人江津青年会議所
▶江津JCには、夫婦で籍を置く会員がいる。この場所で出会って結婚したのが2組。夫が入会した後に奥様が入会をしたのが2組。これは全国的にも珍しいことなのだとか。

自分とは全然違うタイプのメンバー達と、協力したりケンカしたりしながら、共通の目的に向かっていくプロセスは、自分の事務所でお客さんだけを相手にしていたら得られない経験だった。「誠意は言葉でなく行動で示すもの」とは個人的な信念であるけれども、日々、頼り頼られる関係の中で、自分も大変な中、僕のことを助けてくれた多くの仲間のおかげでここまで来ることができたと思う。そんな環境の中で、信頼できる仲間がたくさんできた。これは一生モノの財産であると思う。

また、自分の性格は社交的な方ではないので、無理矢理社交の場に出る経験や人前で話す機会を与えてもらったのは、自分の人生においてプラスになったと思う。自分に必要な経験だと思っているから、前向きにそこへ出ることもできたし、少々やらかしても別に死ぬわけじゃないと思えるようになったというか。場数をこなすことで場慣れするところもあったろうと思う。

自分は世間知らずのボンボンだという自覚があるので、仮にJCを全然やらずに仕事だけしていた40歳の自分を想定したとき、かなりマシな40歳になったと思う。

編集後記

いろいろ書けそうな気がしていたテーマなのに、いざ書き始めてみると短い言葉の中で説明できることは意外と少なかった。JCって、やってみないとわからないところも多いし、人によって得られるものも違うと思う。江津JCでも、僕とは違うものに魅力を感じているメンバーもたくさんいるだろうと思う。

そういう意味では、実際に所属しているメンバーにいろいろ話を聞いてみるのが、その地域における「JCって何なんだろう?」への一番の近道かもしれません。

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