[司法書士]司法書士事務所とブログ運営の類似点

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島根の司法書士、坂根(@sakane0958)です。
WordPressに移転してから約半年が経ちました。
同時期にブログを始めた同期ブロガーの皆さんの話を聞くと、記事数もPVもかなり出遅れている感があります。
しかし、ペースはともかくとして右肩上がりで少しずつ積み上がっている手応えはあり、ブログの成長を楽しんでいます。

この記事では、このブログの成長と「司法書士事務所」の成長には通ずる物があるのではないか、という持論を展開してみます。

どちらもお客さんに評価されるまでに時間がかかる

最初に積極的アピールが必要

Googleでさえ、開設直後のブログは見つけてくれません。
「このブログにはこういうページがありますよ」ということをGoogleに通知することによって、Googleがブログを検索結果に載せてくれるのが少し早くなったりします。
「人に知ってもらうために、自分でやれることはやる」というスタンスは大切だと思います。

同様のことが司法書士事務所でも言えると思います。
潜在顧客のほとんどは、新たな司法書士事務所が誕生したことなど知りません。
親類縁者や知りうる限りの知り合いに開業ハガキを送ったり、商業広告等を検討したり、「まず知ってもらう」ためにやれることはやっておく必要があると思います。

検索流入とクチコミ

どういうブログなのか、ブログのテーマを説明するページを用意したり、テーマに沿った記事をいくつも書いていくうちに、だんだんとGoogleが「このブログはこういうキーワードがよく出てくるブログだ」という情報を蓄積し、だんだんと検索でひっかかるようになっていきます。
検索で見つけた記事がお客さんの求めている内容だった場合、さらにテーマが好みに合うものであった場合、リピーターになってもらえたり、好意的な紹介をしてもらえることがあります。
そのようにして、少しずつブログの評価や訪問者が増えていくものです。

司法書士事務所で言えば、これはクチコミに該当すると思います。
満足してもらえるサービスを提供できれば、次に司法書士を検討する際にはリピートしてくれる可能性が高いでしょうし、そのお客様が知り合いに好意的に勧めてくれる可能性も増えるでしょう。

ブログも司法書士事務所も、オーナーからははっきりとは見えないところで評価を受けており、それがじわじわとはね返ってくるところが似ていると思います。
ブログにはGoogleAnalyticsのような解析手段がありますので、司法書士事務所より手がかりが多い面はあると思います。
しかし、最終的にお客様が満足して帰って行ったのかどうか、サービスの提供側がそれを想像する必要があるところは似ているのかな、と。
逆に、司法書士事務所の運営においても、売上や事件数等の統計情報を振り返ると見えてくることがあるのかもしれません。

経歴の良いドメインを買い取ることと、事務所を引き継ぐことも似ている

私のブログは「fluentlife.jp」というドメインを新規に取得して、ゼロからブログを始めました。
趣味のブログですから、初めからお金をかけるつもりもありませんでしたし、逆にゼロから始めないと面白くないとも言えます。

しかし、ブログのドメインは新規に取得する以外に「既存のドメインを買い取る」という方法もあります。
何年もの実績があり、Googleから高い評価を受けているドメインは、高額で売買されていると聞きます。
そういうドメインを買い取れば、同じ内容の記事を書いたとしても、初めからGoogleで高順位で表示されるでしょう。

司法書士事務所で言えば、実績のある事務所ののれんを買い取るとか、高齢の先生の事務所を引き継ぐとか、そういう形になるのでしょうか。
事務所の看板で仕事が入ってくるので、仕事を取ってくる苦労が少ないかもしれません。
私も二代目的な立場ですので、こういうパターンに近いと思います。
でも、油断は禁物だと私は思っています。

長い目で良いサービスを提供できないと人は離れていく

良いドメインを買い取ってブログを始めたところで、記事の質が低ければだんだんクリックされなくなるでしょう。
ユーザは初めはだまされて何度かクリックするかもしれませんが、そのうち「ここはよく見かけるけど、どうでもいいことしか書いてない」という評価をするようになります。
看板が立派でも、中身が伴っていないと長くは続かないのです。

司法書士事務所でも同じこと。
看板で最初は仕事が入ってくるかもしれません。
でも、お客様に対して期待通りのサービスを提供できなければ、先細りになっていくでしょう。
司法書士の仕事は「誰がやっても結果が同じ」(特に登記)と言われることもあります。

しかし、仮に結果が同じでも、顧客満足まで同じではない。
安穏と仕事をしていたら、離れていきそうな気がします。
ブログは趣味なのでのんびり成長させれば良いですが、司法書士の仕事は生活もかかっています。
私は補助者時代は接客をあまりしてこなかったこともあり、まだまだ接客面であたふたしていますが、危機感を持って取り組んでいます。

編集後記

ブロガークラスタにも司法書士クラスタにも興味がありそうな記事を書けたのかも、という思いと、どっちつかずの記事になったかも、という思いが交錯しています。

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