1.自分の本試験の答案を法務省に開示請求できる
私も去年までそんな制度があることを知りませんでした。去年LECのメルマガで知りました。
私の言葉で制度を紹介するよりわかりやすいと思うので、少し長いですが引用します。
今回は,『答案用紙の開示請求』について,ご紹介したいと思います。
法務省・ホームページにて,『平成24年度司法書士試験に係る答案用紙の開示請求について』というお知らせが出ています。どういうことなのかを簡単に言うと,自分が本試験で提出した答案用紙の採点 前のものを自分で確認することができるというものです。
多肢択一式答案用紙と記述式答案用紙の両方について,開示請求をすることができます。ご存知の通り,記述式の採点基準は公表されていません。けれども,開示請求 をしてみて,大体どのような基準で採点されているのか,自分の点数と照らし て検討をつけることができます。また,特に,択一の基準点に届かずに,不合 格になってしまった方にとっては,記述式は採点されていないわけですから, 現実を見つめるためにも,開示請求をするメリットはあります。
択一で失敗してしまったけれど,記述式は結構書けたような気がしたんだけど な…だから,択一さえ失敗しなかったら,合格できていたはず…なんて,妙な プラス思考が働いて,来年の本試験への対策を誤ってしまっては危険です。
開示請求をしてみたら,いつもは絶対に間違えたりしないようなところで,信 じられないような間違いをしていたというようなことは,よくあることです。 本試験は,いつもの答練や模試とは全く違う緊張感の中で受けているのですか ら,仕方ないと言えば仕方ありません。しかし,間違ったところが,結局,い つもと同じ間違いをしてしまっているのか?緊張した中で間違えてしまったのか?等々,自分の答案用紙を見て,自己分析をするのは,とても大事なことで す。
気になる方は,法務省のホームページをご覧下さい。
法務省ホームページの個人情報保護のページ
(<10/4配信 S-mail>(2012-10-04)より引用)
去年は択一足切りだったので、受験界の役に立つ情報が得られるわけでもありませんでした。
しかし、復習の参考になるかもしれないし、何事も経験と思い、とりあえず請求しました。
今年はもう合格したので、自分の勉強としては用は無いのですが、せっかく点数がついた記述答案が得られるチャンスですし、ブログネタにもなるし、受験界の役にも立つかもしれないので請求しました。
ちなみに具体的な手順は、伊藤塾さんのHPにあるPDFがわかりやすいです。
2.私の答案
開示請求で送られてきたものを一式掲載してみます。
サムネイルは未圧縮の画像にリンクしてあります。
記述式答案は500~650KBほどのサイズがあります。
ナローバンドやモバイル環境からご覧の方はご注意下さい。
ちなみに、「[司法書士試験]記述の筆記用具:万年筆という選択肢」という過去記事に書いたように、万年筆で記述答案を書いています。
字が汚いですが、これくらいなら採点してもらえるようです。
3.答案構成用紙【2013年12月29日追記】
答案構成用紙も参考までにアップしておきます。
不動産登記法(筆算にしか使っていませんね。。。)
商業登記法
【2013年12月29日追記ここまで】
4.成績表
過去記事で掲載済みですが、成績表も再掲しておきます。
5.関連記事
[司法書士試験]記述の筆記用具:万年筆という選択肢
[司法書士試験]成績通知書が届きました
[司法書士試験]記述で総合合格点まで巻き返した私の記述対策を紹介します。←2013年12月29日追記
6.編集後記
去年は10月11日に発送して11月15日に着。今年は10月9日に発送して11月8日に着。見積りとしては、請求してから1ヶ月前後と見ておけば良さそうです。
ちなみに、筆記試験の合格発表前に開示請求をしても開示してもらえないそうですので、ご注意を。
『書式答案開示請求の注意事項とNSに寄せる思い』:守屋裕介さん Next-Stage/ウェブリブログ
”・・・試験事務の運営上、筆記試験合格者の発表までは、開示のための手続を行うことができず、・・・”
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