1.法務省HPで無事自分の番号を確認できました
受験地の法務局で確認することは物理的に難しいので、平成25年10月2日(水)16:00に法務省HPにて確認しました。
自分の番号を探す間、手が震えそうでした。
幸い、ほどなくして見つけることができ、安堵。
見間違いではなさそうなことが確認できてから、妻や事務所のメンバーに報告。
両親や姉弟にもメールで連絡。
口述模試の予約をするためにLECに電話をしていたところ、不動産鑑定士に取り組んでいる旧友(現在は結果待ち)から久しぶりの直接電話がかかってきたり。
twitterやstudyplusの友達からも、たくさん御祝いのメッセージをいただきました。
合格発表から後は結局ほとんど仕事にならず、てんやわんやの一日でした。
2.合格はしたが、運否天賦の勝負だったと今でも思う
姫野司法書士試験研究所 平成25年度司法書士試験筆記試験の結果
本当は実力がなかったからではなく(上記のとおり,実力あるよ。), 『運』が悪かったのではなく(最近は,『運』で片付けたくないという気持ちが僕自身の中で強い。), 『勝負運』がなかったからではなく(存在は信じますが,得体は知れない『勝負運』), 平成25年度司法書士試験との相性が良くなかったからです。
姫野先生も書いてらっしゃるように、問題との相性は存在する、と私は思っています。
本当の実力者であれば、どんな問題が来ようとも合格点を取れるだけの知識と勝負強さを身に付けていることと思いますが、今年の私の状況はそこまでには達していなかったでしょう(勝負強さだけなら自信はありますが)。
直前期の公開模試の勝率も5割でした。問題の内容によっては、今年不合格だった受験生の方々と合否が入れ替わっていた可能性は十分あったと思います。
仮に今年ダメだった方の5割になってしまったとしても、来年は勝率を6割、7割に上げていくぞ、と合格発表前は思っていました。
でも、来年は確実に、とは今でも思えないです。
兼業受験生であることを言い訳にするのはいけないかもしれませんが、そこまでの時間密度、時間の絶対量を確保できないと思うのです。
自分の環境では、6~8割の合格率で受かるまで何年でも受け続ける、という戦略しか取り得ないと思っています。
そういう意味では、今年自分が合格できる問題が出て、自分はラッキーだったと思います。
ただ、相性の善し悪しだけで合格できる試験ではありませんし、運も実力のうちとも思っているので、合格には胸を張ります。
3.感謝
合格に当たって、いろいろな方のおかげでここまで来ることができたと思います。
勉強するのは自分ですが、そもそも勉強に着手するまでのステップこそが大変でした。
(そういう意味では、何も考えずに勉強さえやってれば良かった大学受験が懐かしい)
佐々木正悟さんの習慣化や先送り、面倒臭さへの対処についての知見。
7つの習慣の第1~第4領域、GTDのコンテキストという概念。
studyplusでのライバル達との切磋琢磨。
twitterやブログでの刺激、応援。
事務所のスタッフや両親のフォロー。
何より、幼い子供達の面倒を一人で切り盛りしてくれた妻に感謝です。
また、夜中に起き出さず、朝まできちんと寝てくれるようになった子供達にも感謝すべきかもしれません。
皆様のおかげでここまで辿り着くことができました。
ありがとうございます。
4.これでようやくスタートライン
長かった司法書士試験との闘いが一段落したわけですが、実はここはスタートラインに過ぎないわけです。
この後、司法書士として20年、30年と働くわけですが、今後はお客さんと直接やり取りする機会も増え、少しずつ今までのような補助者としての働き方からは脱却していくことになるだろうと思います。
今は妻の父の営業力で仕事はそれなりに来て事務所も回っているわけですが、私は人と話すのが苦手なもので、自分達の代になった後、うまくやっていけるんだろうか、と不安になることがあります。
そんなときに思い出すのは、公認会計士試験の結果待ちの間、島根観光に来た大学時代からの親友の言葉です。
彼の実家は税理士事務所ですが、営業力に自信が無いという話を私がしたとき、彼は「そんなに心配しなくても、来た仕事を誠実にこなしていれば、それが信用になっていくから大丈夫だと思うよ」とアドバイスをくれました。
そういう姿勢が営業に繋がると思えば、それなら自分にもできるかもしれない、と思えました。
今後、仕事をする上で忘れないようにしたい視点です。
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