1.前回の記事
前回の記事では、Webプリントというサービスとそのメリットを紹介しました。
この記事では、印刷時の工夫を紹介します。
2.システムの想定はラベルシール
宛名のラベルを印刷する際、エーワン、コクヨ、ヒサゴ、マクセルの各社のラベルシールを選択することができます。
メーカーが同じであれば、少々型番が違っても使えることがあります。手持ちのラベルシールがあれば、ダメ元で裏紙等に試し刷りしてみて、確認すると良いでしょう。
うちの事務所には、ヒサゴのラベルシールがたまたまあったので、ヒサゴのOP861を指定して使っています。
以下の記事も全て同じ指定です。
3.コピー用紙に印刷して切り貼り
ラベルシールは便利ですが、コストがかかります。
コピー用紙に印刷して、それを切り貼りしても問題ありません。
4.封筒に直接印字してしまう
さらには、プリンタと封筒の相性にもよりますが、封筒に直接宛名を印字してしまえば、手間も省けスマートです。
角2封筒と長3封筒については、試行錯誤の末に見つけた設定を紹介しておきます。
なお、プリンタ等の条件によっては異なる印刷結果になるかもしれませんので、裏紙等で試し刷りをしてから実際の封筒に印字されることをオススメします。
(1)角2封筒(縦置)
プリンタにフラップ側(天地の天)から印刷が出来る場合は、印刷開始位置を8にします。
お尻側(天地の地)から印刷する場合は、印刷開始位置を3にして、PDFをAdobeReader等で印刷する前に180度回転させてから印刷します。
(2)長3封筒(横置)
印刷開始位置は9、PDFを印刷する前に180度回転させてから印刷します。
5.封筒直接印字の弱点
ラベル印刷やコピー用紙のパターンであれば、複数の郵便物の差出票・受領票をまとめて1枚に出力することができますが、封筒直接印字では1つの郵便物につき1枚となります。
複数の郵便物がある場合は、ラベル印刷やコピー用紙のパターンを使うことも検討すべきでしょう。
6.書き損じの封筒を再利用する
これはコピー用紙パターンの応用です。
コピー用紙に印刷したものは、糊で貼り付けなければなりませんが、それを逆手に取ります。
書き損じ部分をカバーできるように広めに切って、書き損じ部分を上書きしてしまえば一石二鳥です。
お客様にあてには失礼にあたりますので使いませんが、法務局や市役所などの役所へ添付書類を郵送するくらいの用途であれば、このようにして書き損じの封筒を使ってしまいます。
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