[tasker]クルマの乗降時刻をBluetoothのON/OFFから自動記録

1.最近のHonda車なら、インターナビのeco情報で時刻情報が得られる

この記事の前提情報として、最近のHonda車はインターナビというサービスで燃費情報をHondaのサーバに自動でアップロードする機能があり、エンジンのオン・オフ時刻をブラウザから確認することができます。

 

Honda車ユーザーなら移動記録を自動で残せるかも!インターナビの「eco情報」がポイント!

自動で取れるライフログであり、私は自分の24時間の時間記録を取っているので、これまで便利に使ってきました。

 

2.Honda車以外でも、tasker使えば似たようなことができるんじゃないか?

いろいろなシチュエーションをトリガーにして、さまざまなアクションを自動起動できるAndroidのTaskerというアプリがあります。

 

Tasker

制作: Crafty Apps EU
価格: ¥399
平均評価: 4.6(合計 21,183 件)

posted by: AndroidHTML v2.2

 

はやしさんの記事で興味を持ち、最近いじり始めたところです。

AndroidアプリのTaskerをもっと使いたい!(他のアプリにデータを送るインテント機能の利用) | Lifehack – color pencils

いろいろ見ていると、Bluetooth関連の項目が存在します。

 

普段使う2台の車のうち、1台はHonda車ではなくeco情報等は使えなかったので、もどかしい思いをしながら、全てtogglで記録していました。

 

でも、そのクルマにもBluetoothは搭載されています。

 

このTaskerをうまく使えば、うまいこと自動記録ができるかもしれない、と思って挑戦してみました。

 

3.BluetoothのON・OFFのタイミングをGoogleカレンダーに記録

アイデアとしては、こういう感じです。

 

BluetoothのON・OFFをトリガーにして、現在時刻、現在地の情報をクラウドに自動送信。

後でそれをPC等から確認する。

 

情報の送信先としては、いくつか検討したのですが、最終的にGoogleカレンダーになりました。

kzWeb ブログ スマートフォン紛失時にパソコンから位置情報を取得する

上記の記事が大変参考になりました。

位置情報も加えたら、より便利に使えそうだ、ということで盛り込むことにしました。

 

うまくいくまでに、いくつかの試行錯誤がありましたが、どうにか動作させることができるようになりましたので、紹介してみます。

 

4.タスクの作り方

(1)記録用のカレンダーを用意する

私はPCから「Bluetooth」というカレンダーを新規に用意しました。

ここに記録を納めていくことになります。

 

(2)Bluetooth ON→カレンダー

[Task]App>>Calendar Insert>>Calendar:Google:Bluetooth  Title:出発 Descrpition:%TIME Location:%LOC

 

(3)Bluetooth OFF→カレンダー

[Task]Misc>>Get Location Source:GPS Timeout:30sec

App>>Calendar Insert>>Calendar:Google:Bluetooth Title:到着 Descrpition:%TIME Location:%LOC

 

Get Locationを入れなかった場合、%LOCが出発地のままだったことが頻繁にあったので、こちらの処理ではGet Locationを直前に実行しています。

 

(4)Context

[Context]State>>Net>>Bluetooth Connected>>(NameとAddressを虫眼鏡マークから選択)

そのTaskに「Bluetooth ON→カレンダー」を選択、Exit Taskに「Bluetooth OFF→カレンダー」を選択します。

 

5.記録される情報

Googleカレンダーを見に行くと、出発、到着ごとに記録がカレンダーの予定として登録されています。

 

出発時刻、到着時刻、それぞれの時点でのGPS情報が参照できます。

 

(1)時刻

カレンダーの表の見やすい部分に、カレンダーに登録された時刻が表示されます。また、descriptionにはTaskerで処理された時点の時刻が入っています。

 

(2)GPS情報

GPS情報は、「地図」リンクをクリックするとGoogleマップが開くので、位置が直感的にすぐわかり大変便利です。

 

5.インターナビのeco情報より便利なところ

(1)位置情報も参照できるので、思い出しやすい

位置情報がGoogleマップでさっと見られるのはやはり便利です。

 

eco情報では、時刻、長さ、順番等から推測しなければならない部分がどうしてもありましたが、位置情報があれば推測が必要な部分がかなり減ります。

 

(2)最後の記録もすぐに参照できる

eco情報では、最後にエンジンを切った直前の記録は、次にエンジンをかけた時にサーバにアップロードされる仕組みなので、参照することができません。

 

しかし、このTaskerのBluetoothシステムでは最後の記録も問題無く記録されます。

 

6.制限事項

(1)カーナビの種類によってはうまくいかない

Honda車でない方のクルマではうまく動いているのですが、Honda車ではうまく動いてくれませんでした。

 

Bluetooth接続の瞬断が頻繁に生じているような印象で、一度の走行でたくさんの記録ができてしまいます。

 

単純なBluetoothのON・OFFでなく、接続が何秒以上切れたら、というような条件をトリガーにすれば良いのかもしれません。

 

(2)時間記録に1,2分ほどの誤差がある

カレンダー登録時刻はBluetoothが繋がるまでに時間がかかるためか、togglで記録した時刻と比べると、1,2分ほど送れていることが多いです。

 

また、TaskerからCalendarへの登録に時間がかかるのか、カレンダーの時刻とdescriptionの時刻には1分ほどズレがあったりします。

 

誤差が気になる場合は、いくつか測定をしてみて自分の環境における遅れがだいたい何分ぐらいになるのか把握しておくと良いかもしれません。


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