島根の司法書士、坂根(@sakane0958)です。
「パソコンからたすくまが使えたらいいのに」
これは、たすくまユーザーの多くが一度は見る夢ではないでしょうか。
アップデートを重ねるうちにたすくまもクラウド対応になるのかもしれませんが、もう少しかかりそうな気がします。
その間、一部分だけでもパソコンから作業するためのささやかな抵抗が、この記事です。
Googleカレンダーを使います。
事前準備:たすくまのカレンダー取込設定
↑たすくまの設定で「カレンダー取込」をオンにしておくこと。
ここで設定したカレンダーの予定が、たすくまに流し込まれるようになります。
通常は一日に一度、リピートタスク等が作成されるタイミングでカレンダーの読込も行われます。
私の設定例
ちなみに私は「たすくま」というたすくま専用のカレンダ」を一つ新規に作り、取込・出力の両方をその「たすくま」カレンダーに設定しています。
こうすると、たすくまの完了ログがその「たすくま」カレンダーに出力されます。
その一方、その「たすくま」カレンダーに明日以降の予定を入力しておくと、たすくまに取り込まれるようになります。
タスク入力からたすくま取り込みまでの手順フロー
パソコンでGoogleカレンダーにタスク入力
注意点としては、「未来の予定」にすることです。
過去の予定はインポートされません。
また、終了時刻も指定して入力した方が良いです(理由は後述)。
ちなみに、明日以降のタスクであれば、リピートタスクが生成される時に取り込まれるので、ここまでで終わり。
当日のタスクを即時たすくまに反映させたい場合に、これ以降の手順が必要になります。
iPhoneカレンダーの手動同期
まず、パソコンから入力したカレンダー情報をiPhoneのカレンダーに同期します。
↑画面下部の「カレンダー」をタップ
↑「すべてのカレンダーを表示」を下にスワイプすると、手動同期が走る
↑同期中の画面
この同期表示が終われば、同期完了です。
もしここから先の手順を試してもタスクが取り込まれない場合には、ここまで終わった段階で「iPhoneのカレンダーにパソコンから入力した予定が同期されているか?」を確認してみて、原因の切り分けをしてみてください。
たすくまでのタスク取込操作
↑メインタブの「チェック」マークをダブルタップすると↓のメニューが開く
↑「カレンダー再読込」をタップ!
これで、カレンダーからたすくまにタスクが取り込まれました!
この手順を用いてできること・できないこと
できること
タスク名、開始時刻、見積時間、セクションを設定してタスクを登録できます。
セクションまで入るので、実用性はまずまずだと思います。
できないこと
プロジェクト、タグ、リピート等の設定はできない
これらの要素はカレンダー上で設定ができないので、取り込んだ後にたすくま上から設定してやる必要があります。
将来的に、カレンダーのタイトルやメモから特定の記法でプロジェクトやタグも指定できるようになると面白いですね。
RTMやToodledoではメールからのタスク登録でこういうことができたので、技術的には可能なのではないかと勝手に夢想。
今日のタスクであっても、現在時刻より前のタスクは取り込めない
直近の時刻を指定してしまうと、操作しているうちにその時刻を過ぎてしまって漏れることがあり得るので要注意です。
直近の予定であっても、少し余裕を持った時刻を入力するのが吉です。
開始時刻のみ登録すると、見積り時刻1時間のタスクになってしまう
これはカレンダーのデフォルト設定が、終了時刻の指定無く登録された予定を1時間の予定として登録するようになっているからです。
カレンダーに予定を登録する際に「アポイントメント 15:00~15:30」のように終了時刻まで指定してやれば回避できます。
でも、いちいち終了時刻まで入力するのは少し面倒を感じます。
特に、私がこの方法で登録するタスクは「仕事かばんに○○を入れる」のようなすぐ済むタスクが多いので。
カレンダー入力時の手間を節約するか、たすくま上での見積りが乱れるのを避けるか、どっちを優先するかのトレードオフを感じてしまいます。
15分までなら短縮可能
なお、Googleカレンダーの設定から「規定の長さ」を変更してやれば、15分に短縮することも可能です。
1時間で登録されるよりは影響が少なくなるかと思います。
「15分」のもう一つ上に「終了時刻無し」という選択肢もありますが、これは終了時刻を入力しないといけなくなるので、逆に面倒臭くなります。
オススメしません。
編集後記
私のスマホはAndroidなので、実はたすくまを使うためだけにiPod touchを購入して使っています。
URLスキームから電話をかけることはできないし、Wi-Fiが使えないところではカレンダーの同期もEvernoteにログを送ることもできません。
次にスマホを買い換える時にはiPhoneへの乗り替えを検討しようと思っています。
ただ、たすくまはAndroidとiPod touchを2台持ちしてでも使うべき価値のあるアプリだと思います。
使いこなすことができれば、より良い人生を歩むための助けになるでしょう。
世のたすくまーに幸多からんことを!
関連記事(たすくま記事の蓄積が無いので他ブログの記事)
#たすくま 非公式マニュアルが発売となります | シゴタノ!
たすくまユーザーは、初心者かどうかを問わず一読しておくべき書籍です。
2015年6月にたすくまを使い始めて半年ほどになる私も、いくつもの発見がありました。
毎日頻繁に使うものだからこそ、細かいところまで押さえておいた方が快適に使えます。
個人的に一番大きな発見は、「タスク詳細」→「リピート編集」→「リピート詳細」の手順を知ることができたこと。
(知った後で、よくよく「たすくまにゅある」を見ると、確かにこの操作も書いてはありました。)
これを知らなかったばかりに、私は長いこと「リピートタスクの海からリピートタスクを探す苦労」をしていました。
きっとあなたにもそういう発見があるはずです。
たすくまーなら必読の一冊。
『たすくま「超」入門』をKindleで!3ステップでePUBファイルをKindle用に変換する #たすくま | blancheNote
『たすくま「超」入門』はiBooksアプリで読めますが、Kindleで読みたい人はこちらの記事を参考にファイルを変換すればKindleで読むことができるそうです。
私はiBooksでもう読んでしまいましたが、KindleにするとPC等で『たすくま「超」入門』を開きながらたすくまを操作できる、というメリットもあるようですね。
TaskChuteとたすくまの違いは何?比較してみた – らくたのぶろぐ
TaskChute2でタスクシュート式を実践している人がたすくまを使うと、最初はリピートの思想の違いに戸惑うと思います。
少なくとも私は戸惑いました。
TaskChute2とたすくまの違いが端的に説明された良記事だと思いますので、TaskChute2からの移行組は読んでおくべき記事です。
改めて、Pushbullet – 天職の舞台裏
タスク名の入力のみに限れば、Pushbulletも良い選択肢の一つだと思います。
WindowsでなくMacをお使いの場合には、MacとiPhone間でユニバーサルコピーアンドペーストという機能が使えるそうなので、より便利に使えるはず。
タスク完了後のメモにまとまった量の文章を書きたい人にもPushbulletはオススメです。
脱獄して #たすくま のさらに使いやすくなる!
脱獄すると、まさに「パソコンからたすくまを使う」ということも実現できるようです。
私はApple初心者ですので挑戦する度胸はありませんが、興味があれば自己責任でどうぞ。
あまり安定しないようですし、むのんさんもオススメはしていませんけどね。
個人的には、パソコン上だとTaskChute2の方が効率的だろうと思います。
私の場合、仕事のタスクをTaskChute2で、仕事を含めた24時間をたすくまで、それぞれ管理しています。
もちろん二重管理はバカバカしいので、たすくま上では仕事の時間は「仕事」で塗り潰しています。
たすくま(Taskuma)でプロジェクト毎に色分けされたカレンダーを作ろう! | Happino
私はカレンダーの出力先を1つしか設定していませんが、プロジェクト毎に異なるカレンダーにたすくまのログを出力することも可能です。
例えば4つの領域のカレンダーを作って、Googleカレンダー上で色分けして表示し、「今週は第二領域が少なかったな」という分析をすることもできそうですね。
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