前提
ATOKSyncの機能を使うと、複数のPCやAndroidの間で共通の辞書を使うことができ、クラウド万歳といったところですが、使い勝手がイマイチだと思う部分もあります。
特に「不要単語の削除」の煩雑さについては我慢がならないレベルです。
というのも、ATOKはよく入力される単語を自動で辞書登録してくれたりするのですが、誤変換を辞書登録してしまうことがあります。
この誤登録単語を削除しようとすると、PCが3台あれば、3台に対して同時に処理をしてやらなければならないことになります。
詳細は下記のジャストシステムのFAQを読むとわかります。
まめにそういう作業をする気にはならないですね。
削除するのでなく、当面は使わない読みに変更してしまえばいい
ここで私は発想を転換しました。
辞書から削除しようとすると大変なのですが、単語登録はそのままに変更するだけなら同期されても問題無いのではないか、と。
最初に試したのは「抑制単語として登録する」というチェックボックスを有効にしてみるというものでしたが、どうもうまくいきませんでした。
次に試したのは、読みを通常使わない読みに変更してしまうとどうだろうか、という案です。
キーボードをでたらめに打った「jskjfskjl」という文字列をコピペして、削除対象単語の読みに貼り付けていきました。
この試行はうまくいったようで、いらない変換候補が出てこなくなったと感じています。
デメリットは削除したら減ったであろう辞書のファイルサイズが減らないことですが、テキスト情報のファイルサイズはたかがしれているし、変換スピードにもそれほど影響があるわけではないだろうと思います。
副次的な効果として、不要単語がひとまとまりに表示されるので、いざ本当に各PCに削除処理をする際にも、一気に削除することができることが挙げられます。
ATOKSyncの仕様に我慢がならない人は、ぜひ試してみて欲しいです。
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