1.Wセミナー ホップ答練とは
私が試験戦略を立てる際に参考にした司法書士7カ月合格法でもオススメされている、Wセミナー(TAC)で実施されている答練(模試)です。
難易度順にホップ・ステップ・ジャンプの3部構成になっており、だんだん難しくなります。個別に受講することもでき、私はホップ・ステップのみを受講しています。
私の体感では、ホップは「これを知らないとヤバい」というレベルの問題で構成されています。2年目以降の受験生の中には受講しない人も多いのでしょうね。
私は過去問レベルの問題を重視しているので、ほぼ毎年受講しています。いつからかわかりませんが、午前科目の回にも書式の問題があるので、書式の肩ならしにも良いと思います。
ホップの第6回までの成績が今日までに出揃っているので、振り返りをしたいと思い、記事を書いてみました。
2.総合成績を振り返った感想
第1回 | 第2回 | 第3回 | 第4回 | 第5回 | 第6回 | |
---|---|---|---|---|---|---|
択一 | C | B | C | C | B | B |
不登法 書式 | A | A | A | A | D | A |
商登法 書式 | A | A | A | A | A | A |
総合 | C | B | – | C | – | B |
奇数回が午前科目、偶数回が午後科目となっています。
午後科目の回で2回ほど合格判定が出ました(B判定の第2回と第6回)。
去年までは総合成績がほとんど出ず、出てもCだったので今年は手応えを感じます。
午前科目でも択一、書式、それぞれ単独ならA、B判定も出ているので、がんばればどうにかのるかそるかというレベルにはなりそうかな、と思います。
また、不登法書式で一度大きな失敗をしました(第5回。35点中2点)。根抵当権の元本確定は、やはり細かく押さえておかなければならない論点であるということを痛感しました。これが本試験でなくて良かった、と思うことにしています。
3.科目ごとの分析
(1)偏差値
偏差値を科目ごとに並べてみました。
第1回 | 第3回 | 第5回 | |
---|---|---|---|
憲法 | 52.6 | 51.4 | 52.6 |
民法 | 57.5 | 46.8 | 57.5 |
刑法 | 53.4 | 61.4 | 53.4 |
会社法 | 51.8 | 44.1 | 51.8 |
第2回 | 第4回 | 第6回 | |
---|---|---|---|
民民保 | 49.3 | 39.9 | 48.9 |
書士法 | 62.5 | 60.4 | 60.5 |
供託 | 62.5 | 60.4 | 60.5 |
不登法 | 59.7 | 50.4 | 61.6 |
商登法 | 51.0 | 56.5 | 45.6 |
(2)弱点科目
上記の表のうち、ボールドになっている箇所は個人的に「これではまずい」と感じる部分です。それらを含めて、弱点と感じる科目を自己分析してみます。
民法
受験生全体の正答率が70%以上なのに自分は間違えてしまった問題が各回1~2問ありました。主要科目なのに穴がポコポコある感じで、今後も手を抜けません。
会社法
基本的に条文知識中心の暗記科目のはずですが、なかなか成績が伸びず、イマイチの成績です。やはり苦手感もあります。
以前、条文の素読をした後に会社法に対する全能感とでも言うべき感覚を得たことがあったので、また素読してみようかな、と思っています。
民訴民執民保
明らかに足を引っ張っています。他の午後科目が好調なために、どうにか午後の択一は全体でそれなりの成績になっていますが、午後科目で成績を伸ばすには、民訴民執民保にてこ入れをするのが一番と言えそうです。
商登法書式
表には出てきませんが、商登法書式にかける時間の長さが、時間配分がシビアな午後科目において大きなリスクになっています。
このホップ答練では、論点も単純で、書かせるボリュームも少なかったのですが、ステップ答練に入ってからは、だんだん本試験レベルのボリュームになってきたように感じています。
答案を作るステップをルーチン化し、効率良く解けるように工夫はしていますが、あとは数をこなし、スピードアップをはかるしか無いかな、と思っています。
[この記事の執筆にかかった時間 78分]
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