1.Evernoteのマージ機能
Evernoteには、複数のノートを一つのノートにまとめられるマージという機能があります。
大変便利な機能で私もよく使っています。
そのメリットはいろいろなところで紹介されていますが、デメリットが紹介されることが少ないと感じているので、デメリットを中心に書いてみたいと思います。
2.マージのデメリット
デメリットは大きく3つあると思っています。
(1)ノートリンクアドレスが変わる
(2)ゴミ箱から削除した後は復元不能
(3)1ノートのサイズが大きくなると、モバイルからの参照が不便
(1)ノートリンクアドレスが変わる
例えば、2つのノートをマージすると新たな1つのノートが作成されます。
元々の2つのノートはゴミ箱に入ります。
作成されたノートは新たなノートリンクアドレスが振られます。
元々のノートのノートリンクアドレスをクリックしてもマージ後のノートに飛んだりはしません。
つまり、マージ前のノートのノートリンクアドレスは参照先を見つけられなくなります。
ノートリンクを多用するノート管理スタイルにおいては、マージは気軽にすべきではない行為と言えます。
(2)ゴミ箱から削除した後は復元不能
マージ直後には、マージ前のノートもゴミ箱に残っています。
ゴミ箱にノートが多数貯まってくると、トラブルの原因になることがあります。
そのような理由からゴミ箱を空にすると、それ以降は復元はできなくなります。
(3)1ノートのサイズが大きくなると、モバイルからの参照が不便
パソコンからEvernoteを参照する際には少々ノートのサイズが大きくなっても支障はありませんが、調子に乗ってたくさんマージしてしまうと、モバイルから参照する際に時間がかかったりします。
モバイルでも負担のかからないサイズになるよう、マージするノートのファイルサイズには気をつけるようにしています。
3.マージの利用は計画的に
私はinboxに入って来たノートをそれぞれ適切なノートブックに振り分ける前に、マージすべきノートについてはマージしてから移動させるようにしています。
ひとまとめで扱いたいが、マージできない事情があるノート達については、ノートリンクをまとめて取得し、それぞれのノートに貼り付けておくことで、それぞれがひとまとまりのノートであることを示すようにしています。
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