[切手]切手の組み合わせを読み解き、切手事務を効率化する

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photo credit: stamps via photopin (license)
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島根の司法書士、坂根(@sakane0958)です。
今日は切手の話。

切手の販売額面が変わって面倒になった

2014年4月1日(火)から郵便料金が変わりました。 – 日本郵便

2014年4月1日から郵便料金が改定になりましたが、それに合わせて切手の販売額面も変わりました。
今まで「440円=350円+90円」と覚えていたのが通用しなくなったり、52円や82円、92円は「2円」の端数が付くことで、組み合わせの戦力外になったり。

料金改定だけでも面倒臭いのに、よく使う切手の組み合わせも一から検討し直さなければならない。
頭の痛い面倒が増えました。

普通切手一覧 – 日本郵便

消えた350円、新しく増えた310円、使い道の限られる205円、それらをどう考えたらいいのか。
私の中で、ある程度見えてきたので整理方法を紹介してみます。

よく使う組み合わせを記録しておく

記憶でカバーできるくらいに頻繁に使う組み合わせは記録などしなくても良いのですが、困るのはたまに出てくる組み合わせです。
毎回毎回ゼロから組み合わせを考えるのは面倒なので、たまに使う組み合わせはどれとどれを足したらできるのか、組み合わせをExcelで記録しておきます。

↓参考までに私が実際に使っているファイルを載せておきます。
kitteKousei.xlsx

すぐ参照できるように、私はBluewindから「kitteKousei」で呼び出せるようにしています。

ちなみに、よく使う組み合わせは限られているので、必ずしも全ての料金の組み合わせを考えておく必要はありません。
空欄は、必要になったときに随時埋めていきます。

250円の組み合わせ(2015年7月10日追記)

検索でこの記事にたどり着かれる方の中に「250円 組み合わせ」の検索キーワードでいらっしゃる方が少なくありません。
私は
120円+120円+10円=250円
としています。

2枚でできたらいいですが、どうしても3枚必要です。
よく使う券種で250円作るにはこれが一番スマートでしょう。

券種ごとの役割を知る

切手の券種の中には、特定の用途を想定して額面金額が決められていると思われる切手があります。
その想定用途がわかっていると、スマートな組み合わせに繋げることができます。

280円:速達

280円切手は、昔は270円切手でした。
その頃から私も速達用の切手として認識していました。
役割がわかりやすい切手です。

310円:簡易書留

改訂前は無かった額面の切手です。

私の事務所では簡易書留をそれなりに使うので、改訂前は500円と440円の組み合わせが頻出でした。
改訂後はそれが515円と450円になり、310円切手の役割に気付くまで組み合わせに苦労しました(ちなみに、改定当初は310円の意味がわからず買っていませんでした)。

310円切手を置くようになってからは、515円=205円+310円、450円=140円+310円の組み合わせで使うようになり、頻用切手に。
そういえば、310円切手の導入を機に、140円切手も買うようになりましたね。

205円:101~150g定型外の基本料金

昔の200円切手だった頃は、あまり使わない券種でした。
書留等の時に、計算が楽なので使うくらい。

しかし、新額面になってからは端数の「5円」のせいで、205円切手は使い辛い切手になりました。
そして、新料金にも「5円」がついて回るため、代替の効かない券種にもなりました。

クリアファイル+封筒+ある程度の書類で簡単に100gを越えて205円ゾーンに入ってくるので、205円は意外によく使う券種です。
200円の時から比較すると、新料金になって205円切手はものすごく存在感が増しました。

予備郵券として5円切手が必要になることがある

返信用封筒には予想で切手を貼りますが、予想より重くなったときのためにうちの事務所では「予備郵券」を同封しています。
返信用封筒に205円貼る場合、次の料金は5円の端数が付かない250円なので、差額の45円分の予備郵券を入れることになります。
また、返信用封筒に140円貼る時は、次が205円なので差額の65円の予備郵券を入れます。

つまり、205円切手は「5円」の端数のために、205円切手のみならず5円切手も備蓄しておくことが必要となります。
改訂前の時代、5円切手は数を決めて常備したりはしていませんでしたが、常備することにしました。
予備郵券以外で「5円」切手を使う機会はほとんどなく、「5円」切手は205円切手のためだけにあるような状態です。

そんな205円切手ですので、私は「205円切手は個性が強く、融通の利かない困ったヤツ」という認識を持っています。

編集後記

今回の記事は、何回か読み返して手を入れてみても、なかなか読みやすくなった気がしませんでした。
読みづらかったら申し訳ないです。
それでも読んでいただけて、新料金の切手について一つでも発見があれば幸いです。

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[事務効率化]切手やインクの使用量の把握 – 流れるような一日を

切手の消費量から必要数を予想して、在庫を切らさないようにする切手管理をしています。
せっかく「ベストな組み合わせ」を考えても、足りない切手があるとふりだしに戻ることがあるので、ある程度の余裕を見て購入するようにしています。

kitteShouhiryouKeisan.xls
↑消費量を把握し、補充枚数を検討するために作ったExcelファイル。

そろそろ消費量の推計もこなれてきたと思うので、減った枚数を補充するだけの運用にしても問題無いかな、と記事を書いていて思いました。
そうすれば、いちいちExcelを使って自分が購入量を考えなくても、補助者さんに運用を任せても大丈夫かも。

[bluewind]有能なコマンドラインランチャーの紹介 – パソコンの奥からズボッと必要なものを取り出せる感覚 | 流れるような一日を

本文では「kitteKousei」でエクセルファイルを呼び出す例を紹介しましたが、実行ファイルを開いたり、フォルダを開いたり、Evernoteのノートを呼び出したり、Bluewindはいろいろなことができるコマンドラインランチャーです。

コメント

  1. 中野 より:

    お久しぶりです。過日はありがとうございました(*^^*)うちはレタパばかりです(*^^*)レタパ青はかなりコスパいいのではないかと(*^^*)再開出来る日を楽しみにしてます(*^^*)

    • 坂根 より:

      ご無沙汰しております。
      レタパは確かに楽チンですね。
      うちももっと活用しようかな、と思いました。

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